キャンプで一番食べられている料理ってなんでしょう?
カレー?バーベキュー?それともお鍋?それらの料理もいいですが、朝の定番と言ったらホットサンド。
誰もが朝食にはホットサンドというぐらい食べられているのではないでしょうか?
一番食べれているかどうかは別として、ホットサンドは家庭でもキャンプでも大人気の料理ですよね。
2枚のフライパンでパンなどを挟みこんで作るホットサンドを基本として、今やそのアレンジは無限大。
カラフルで美味しい具材をたっぷり挟む「映えるホットサンド」、肉やごはん、肉まん、冷凍食品などなど、TwitterやインスタグラムなどのSNSでも度々バズって話題にもなっています。
手が汚れにくく調理方法も簡単なので、さっと済ませたい朝食や小腹がすいた時の軽食、子供の食事にも取り入れやすいし、なかでもソロキャンプにはまさに適役なんじゃないかと思います。
そこで今回は、ホットサンドメーカー・ホットサンドクッカーの中でもキャンプ向きな直火で使用するアイテムに絞り紹介たいと思います。
ソロキャンプにはやっぱり直火式ホットサンドメーカーがおすすめ!
ホットサンドメーカーとは?
ホットサンドメーカーとは、ホットサンドクッカーとも呼ばれる、ホットサンドを作るための道具のことを言います。
ホットサンドとは温かいサンドイッチのことをいい、パンにはさんでから焼いたものや焼いたパンにあたたかい具材を挟んだサンドイッチのことです。
挟んだ具やパンの種類、調理法によって細かく名前が変わる場合もあるのですが、今回紹介するのはホットサンドメーカーで作るホットサンド。
食パン2枚で具材を挟み、それらを2枚のプレート(フライパン)が重なって出来たホットサンドメーカーで挟んで直火で焼いたもののことを指しています。
ホットサンドメーカーの種類にはどんなものがある?
①電気式
家庭で使用するホットサンドメーカー(ホットサンドクッカー)は電気式のものが多いです。
電気で制御されているので熱の調節が不要となり、パンを挟んで時間までほったらかしにしておけば出来上がるので、お手軽さはピカイチです。
焼き上がりを知らせてくれるタイマー付きだと安全性もアップしますし便利です。
また、オプションパーツが多いのもポイント。
設置する鉄板次第で、ワッフルやたい焼きなどにもチャレンジできちゃいます。
デメリットとしては、洗いにくさが挙げられます。
取り外したプレートしか丸洗いできず、本体に汚れが付着すると少々厄介です。
また、キャンプに電源がない場合はそもそも使用することができません。
②直火式
直火式のホットサンドメーカーは、2枚のフライパン状のプレートを重ねた作りになっています。
プレートの間にパンと具材を挟み込み、コンロや直火にかけて使用します。
電気を使用しないので、キャンプでも家でも場所を選ばず使用しやすいのは最大のメリット。
ただし対応する熱源を必ずチェックしておきましょう。使用できない熱源もあります。
また、上下で分離できるものなら汚れた時に丸洗いもできて衛生的です。
さらには、片側を普通のフライパンとしても使用することができます。
電気式より軽量で持ち歩きしやすく、商品によっては安価なものもあります。
デメリットとしては、直火で使用するため調理中目を離せなかったり、火加減が難しいといったことが挙げられると思います。
直火式ホットサンドメーカーの選び方 7つのチェックポイント
①直火・IH対応?
直火式ホットサンドメーカーの場合、キャンプで使用する場合はカセットコンロなどの直火で使用することが多いと思います。
しかし家庭用となると、最近はIH対応の商品も多くなってきました。
ガスのみの対応や、IHのみの対応という注意書きがあるものも少なくないので注意して下さい。
②変形サイズは要注意
ほとんどのホットサンドメーカーは、食パン2枚を使用します。
その為、ソロキャンプで1人分の朝食としては、量が多いと感じる方もいます。
そんな声に応じるかのように、食パン1枚を使って調理することができるホットサンドメーカーも登場しています。
しかし、この変形サイズのホットサンドメーカーを購入するときは注意が必要です。
使用しているバーナーやコンロのゴトクにサイズが合わず、うまく乗せられないこともあるんです。
僕もレビュー記事を書く時に、いくつかのバーナーを使ってみましたが、うまく乗せることができないものがいくつかありました。
ゴトクのサイズが合わないものは、網を間に入れて対応することもできますが、それだと見た目が悪くなっちゃいます。
可愛いちょっと変わった形の直火型ホットサンドメーカーをネットで購入する時には、使用中のバーナーやコンロのサイズに合っているかもチェックしておいた方が良いと思います。
③切れ目の有無
ホットサンドメーカーのプレートには、中央や斜めで半分になるように切れ目が入っているものもあります。
この切れ目があると、パンが食べやすいサイズにカットしやすくなるのでとても便利です。
(物によっては、切れ目が硬くてナイフが通らない場合もあります)
しかしこの切れ目でパンの内部が分割されるため、中身の体積が減り、具材が少なくなってしまうこともあります。
また、パン以外の食材を焼きたい場合は切れ目のラインがない方がおすすめです。
④耳あり?耳なし?
パンの耳までしっかりプレスされるサイズだと、耳のカットをせずにそのまま食べることができます。
外側がカリカリ食感となって美味しくなり、しっかり端が閉じられるので具材が飛び出すことも防げます。
⑤フッ素加工の有無
ホットサンドメーカーの表面にフッ素加工がされていると、食材が焦げ付きにくく、プレートへくっつかなくなります。
少し値段が高くなっても、フッ素加工されている方が手入れが楽で、初めてでも調理が上手くできると思います。
ですがシーズニングが必要な鋳鉄製の製品も、クッカーを育てながら大切に長く使っていく楽しみがあります。
⑥上下で分断できるか
ソロキャンプでは、いかに荷物を減らせるかが気になるところでもあります。
ホットサンドメーカーを持っていく分荷物が増えるのなら、このクッカーを上下で分断して片側だけで小型のフライパンとして使うことができたら楽だと思いませんか?
直火のホットサンドメーカーは丸洗いできるところもおすすめポイントなのですが、上下に分断できるとさらに洗いやすくなるのでおすすめです。
ただしギミックが多いとメーカーによっては耐久面に不安が出ることもあります。
⑦焼き印がつくと楽しい
クッカーに刻まれたロゴやイラストがパンに焼き印として付くのも楽しいです。
見た目も華やかになります。
しかしこの焼き目となるロゴやイラスト部分は汚れが溜まりやすくもあるので、お手入れの時は念入りする必要があります。
それこそフライパンとして使うと、後が大変になってしまうこともあります。
直火式ホットサンドメーカーのおすすめ商品
CHUMS チャムス Hot Sandwich Cooker ホットサンドウィッチクッカー
出典:楽天
可愛いロゴ入りの映えるホットサンドメーカーといえば、チャムスがおすすめです。
裏表で別々のロゴが入るので、おいしいだけでなく見た目もばっちりいい感じのホットサンドができあがります。
フッ素樹脂加工が施された上下で分断可能なデザインなのでお手入れがしやすく、フライパンとしても使いやすいです。
また、プレートで切れ目がつかないためパン以外も挟んで焼き上げることもできます。
チャムス Hot Sandwich Cooker ホットサンドウィッチクッカー スペック
詳細
サイズ:15×35cm
素材:本体/アルミニウム合金(フッ素樹脂膜加工)、ハンドル/ステンレス・フェノール樹脂
重量:490g
Coleman コールマン ホットサンドクッカー
出典:楽天
コールマンのホットサンドメーカーは、フッ素樹脂やシリコーン樹脂でも対応できないような強力なこびりつきも防ぐ、ノンスティック加工が施されています。
内部は斜めに切れ目の入るデザインで、可愛いランタンマークの焼き印が入ります。
ハンドルが分解可能なので、コンパクトに持ち運ぶことができます。
コールマン ホットサンドクッカー スペック
詳細
サイズ:約13.5×40×3.8cm
素材:本体/アルミニウム、ハンドル/スチール・ウッド
重量:約550g
付属品:収納ケース
COGHLANS コフラン A&F エイアンドエフ ホットサンドクッカー
出典:楽天
鋳鉄製のホットサンドメーカーならこちらもおすすめ。
アウトドアメーカーA&Fが特注し誕生したホットサンドメーカーです。
少々重量があってシーズニングの手間も必要なんですが、その分このクッカーを育てる楽しみがあります。
上下で分断でき、お手入れしやすいだけでなく1枚でフライパンとして使用することもできます。
コフラン A&F ホットサンドクッカー スペック
詳細
サイズ:約13.3×4×高さ36cm
素材:プレート/鋳鉄、ハンドル/木製
重量:約1400g
tent-Mark DESIGNS テンマクデザイン マルチホットサンドイッチメーカー2
出典:楽天
ホットサンドメーカーは使用しているモデルによって挟める厚さが変わります。
でもたまにはパンの厚みを変えたり、ちょっと分厚いカツサンドを作ってみたい!なんてこともありますよね。
このテンマクデザインのホットサンドメーカーは、TULSA TIMEとテンマクデザインのコラボレーション商品です。
なんと1.8cmと2.8cmの2種類の深さを選んでセットする新発想のホットサンドクッカーなんです。
上下の分断ももちろんOK。お手入れしやすく、フライパンとしても重宝すると思います。
便利な収納ケースつきです。
テンマクデザイン マルチホットサンドイッチメーカー2 スペック
詳細
サイズ:全長35㎝ 焼き面11.8×13.3cm 深さ1.8cm・2.8cm
素材:アルミニウム合金(フッ素樹脂加工)、ハンドル/ステンレス・天然木
重量:約795g(袋は含まない)
付属品:収納ケース
TNR ティーエヌアール パニーニ ホットサンドクッカー
出典:楽天
TRNのホットサンドクッカーの本体はフッ素加工されていて、焦げ付きにくく食材のこびりつきを防いでくれます。
今回紹介してきた直火式ホットサンドメーカーのほとんどは1枚分の大きさですが、TRNのホットサンドクッカーは同時に2個分のホットサンドを調理することができるので、食いしん坊なソロキャンパーさんも安心です。
取手の部分は折り曲げて収納できるので、持ち歩きもコンパクトにすることができます。
ティーエヌアール パニーニ ホットサンドクッカー スペック
詳細
サイズ:34×21cm
素材:本体/アルミダイカスト(フッ素加工)、グリップ/ステンレス・竹集成材
重量:950g
付属品:収納袋
ごきげんホットサンド倶楽部 パンダ
出典:楽天
そんな人には、パン1枚で作れるホットサンドメーカーもあります。
ごきげんホットサンド倶楽部のホットサンドメーカーは、パン1枚でシングルサイズのホットサンドが作れちゃうんです。
サイズが小さいので、五徳に引っ掛かったりバーナーやコンロとサイズが合わない時は焼き網を使用すると良いと思います。
小さなサイズでも上下で分断が可能なので、小さなフライパンとしても使用することができるし、丸洗いでの手入れも楽にできます。
可愛いパンダの焼き印はお子さんにもおすすめです。もちろんソロキャンプに行くおじさんにも。
ごきげんホットサンド倶楽部 パンダ スペック
詳細
サイズ:33×18×4cm
素材:本体/アルミニウム合金 (フッ素樹脂コーティング) IH非対応、取っ手/フェノール樹脂 (耐熱温度150℃)
重量:490 g
付属品:
TSBBQ ホットサンドメーカー 燕三条製
出典:楽天
TSBBQのホットサンドメーカーは、僕も愛用しているおすすめの商品。
本体はフッ素樹脂加工を施したアルミニウム合金製。
ものづくりの町として名高い「燕三条」が作り出したバーベキューブランド「TSBBQ」印のホットサンドメーカーです。
お洒落なロゴを両面に焼き印できるので見た目もとってもおしゃれ!
もちろん本体は上下で分断可能なので、手入れも楽にできるしミニフライパンとしても使用することができます。
炭火、ガス火、ハロゲン・ラジエント・シーズヒーターに対応していますが、IH電磁調理器には非対応。
ただし三ツ口IHコンロの真ん中がラジエントヒーターの場合は対応することができます。
TSBBQ ホットサンドメーカー スペック
詳細
サイズ:16×37.4cm
素材:本体/アルミニウム合金(フッ素樹脂加工)、ハンドル/ステンレス・フェノール樹脂
重量:777g
本革でかっこいい、食パンモチーフの専用レザーケースはこちら。
まとめ
家庭でもキャンプでも大人気のホットサンドメーカー。
パンに具材を挟んで焼くだけで、簡単に美味しいホットサンドができちゃいます。
これさえあれば、おうちで、キャンプで、グランピングでいつでもどこでも美味しいホットサンドが食べられるようになります。
もちろんソロキャンプでもおすすめの料理です。
家庭では調理と火加減の調節がしやすく使いやすい電気式、キャンプでは電力供給がなくてもコンロやバーナーで使える直火式が使いやすいと思います。
さらにプレートが上下で分断できるものなら、片側だけをフライパンとしても使えたり、丸洗いした時洗いやすくなります。
本体サイズは食パン1枚分のサイズのものが多く、耳を切ったくらいのサイズ、耳を切らなくてもよい一回り大きめのサイズの他にも、食パン1枚を半分に折って作る小さめな変形サイズなどがあります。
変形サイズの場合、使用しているコンロやバーナーにうまく乗せられず、作業がしにくいと感じてしまうことがあるので注意して下さい。
また、ホットサンドを半分にカットしやすいよう切れ目をつけて焼けるものもあります。
ホットサンド以外のものを挟んで焼きたい場合は、切れ目のないデザインの方が使い勝手が良いと思います。
プレートにデザインされたロゴやイラストはうまく焼けるとパンに焼き印として、綺麗な焼き色が付きます。
ただでさえ映えるホットサンドがさらにおしゃれ度UPすること間違いなしです。
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