キャンプには、キャンプ用のグローブを用意しておきたいですよね。
しかしキャンプで使うキャンプグローブには、作業用のワークグローブと熱作業に特化した耐熱グローブの2種類があるんです。
軽作業に向いている薄いワークグローブは、熱作業も10秒程度ならこなせるので、あえて言うならハイブリッド的な事もできます。
しかし、焚き火台の中で燃えている薪のポジションを変えたり、熱された調理器具を長距離移動させたりと、10秒を遥かに超える熱作業は出来ません。
もし、あなたのキャンプスタイルで、熱作業を続けて長時間する事があるのなら、耐熱グローブがおすすめです。
今回は、キャンプで使う耐熱グローブについて、その特徴や選び方を紹介します。
キャンプに耐熱グローブを
キャンプグローブとは
キャンプグローブと聞くと、耐熱グローブの事を頭に浮かべる方は多いと思います。
とりあえずキャンプで使うグローブを買おうとすると、いつの間にか耐熱グローブを選んでいたりしませんか?
しかし、キャンプグローブと言っても、細かな作業用のワークグローブもあるんです。
ワークグローブが必要な方は、基本的にキャンプをする人。
テントの設営や薪割りなど、手を保護する為にもワーク用のキャンプグローブはあった方が良いと思います。
それと同時に、熱作業を長時間するような方には、耐熱グローブも必要なんです。
どちらもキャンプグローブですが、使用用途が大きく異なるので、目的によって使い分ける事がおすすめです。
耐熱グローブの特徴
①熱に強い
耐熱グローブは、その名の通り、熱に強いグローブです。
グローブ自体が熱に強いので、使っている手にも熱が伝わりにくくなっています。
耐熱素材を使用した耐熱グローブは、難燃素材とは違います。難燃素材でさえ、燃えないというものではなく、燃え難いというものです。
耐熱は、熱に耐える事が出来るという事。
個人的にいくつかの耐熱グローブで熱されたスキレットを持ち続けてみましたが、ほとんどが1分以内で手に熱が伝わりました。
なので、耐熱グローブの耐熱は、何十分も持続し耐えられるという事ではないんです。
とは言え、作業用のグローブよりは大幅に熱には強くなっています。
②厚みがある
耐熱グローブの基本的な作りは、耐熱性の素材と牛革を合わせてニ層や三層構造にして厚みを出しています。
厚みがある分、熱に耐える事に強くなるので、耐熱グローブのほとんどは厚みがあるものなんです。
耐熱性の素材を使ったりグローブ自体に厚みを持たせる事で、熱いものを持ったり、火の近くでの作業をこなせるようになりますが、厚みを持たせたせいで指が動かしにくかったり、物によっては手を握るのも大変になります。
指先で何かを摘もうとしても、厚みがあるので触っている感覚が全く伝わってこないばかりか、そもそも小さな物は摘んだり握ったりするのが難しいです。
耐熱グローブは、サイズがフリーサイズののもが多く、ゆとりを持った作りになっています。
そうなると、指先もグローブの生地にあまりが出ているハズ。
それで地面に落ちているペグを拾うことは、かなり困難。
僕も耐熱グローブで、ペグを取ろうと何度かチャレンジしましたが、全く持ち上げることが出来ませんでした。
たまにペグを拾えたとしても、それはたまたま出来た感じ。
ましてや、ペグより小さな物は掴むことは出来ません。
厚みがあって熱に強い反面、細かな作業ができないのが耐熱グローブの特徴の1つです。
③手首まで保護出来る
耐熱グローブのデザインは、普通のワークグローブのように、手首ぐらいの短めの長さの物もあるし、手首より上まで保護出来る長さの物もあります。
耐熱グローブとして使うので、出来れば素肌を多く守れる物の方が良いですよね。
逆に、ワークグローブが手首まで覆ってしまうと、作業中に動かし難くなってしまいます。
耐熱グローブの特徴として、手首まで覆う長さの物が多いという事があります。
基本的に、大きな炎を相手に作業する焚き火では、熱から素肌を守りたいので、手首まで覆う耐熱グローブがおすすめです。
バーナーなどで使う調理器具を取り扱う事が多いのなら、手首を覆わない短めのデザインの方が動かしやすいので良いと思います。
キャンプで使う耐熱グローブのおすすめ
GRIP SWANY(グリップスワニー) G-80 TAKIBI GLOVE(タキビグローブ)
出典:楽天
グリップスワニーの耐熱グローブで、比較的お求めやすいのが焚き火グローブ。
表面は牛革100%で、ダッチオーブンや焚き火、ストーブなどの熱いものに対応できる耐火性の高い焚火用グローブです。
手首のあたりまでしっかり保護する長めの作りと、親指と手のひら、手首の内側が革張りの2重縫製になっています。
手の入り口は出し入れしやすくやや広めになっていて、程よく柔らかく使いやすいとの口コミを多く見かける商品です。
GRIP SWANY(グリップスワニー) G-80 TAKIBI GLOVE(タキビグローブ) スペック
詳細
サイズ:フリー/26㎝
素材:表/牛革100%
裏側/綿60% ポリエステル40%
中綿/綿50% ポリエステル50%
Dellepico 耐火グローブ
出典:楽天
Dellepicoは、楽天デイリーランキング1位を獲得した本牛革の耐熱・耐火グローブです。
裏地の生地は厚めの綿素材になっていて、耐熱性をアップさせています。
ちなみに、裏地の生地は長時間作業していても蒸れにくいようメッシュ綿になっています。
特に負担がかかりやすい親指の付け根部分に補強されていて、耐久性を高めています。
手首の部分をテープで固定できるので、フリーサイズでも作業中のずれやゆるみを防いで、より安定感を持って使用できるようになっています。
気軽に試しやすいリーズナブルな価格もおすすめポイントの1つです。
Dellepico 耐火グローブ スペック
詳細
サイズ:フリー/手長24㎝ 幅13㎝
素材:表地/牛革
裏地/綿
村の鍛冶屋オリジナル ミトン(耐熱グローブ)
出典:楽天
村の鍛冶屋オリジナルミトンは、手のひら側全体が牛革と防燃布、綿の3層構造になっていて、耐熱温度は250℃までという優れもの。
手の甲側にも防燃布が挟み込まれているため、焚火や調理が安心して行える耐火グローブです。
裾は長めで手首までしっかりガードしてくれます。
手を入れる口の裏地には帆布、手のひら部分の裏地には綿が詰まっているため、男女兼用のフリーサイズでも、手が抜け落ちにくくなるよう工夫されています。
カラーは汚れが目立たないブラックの1色展開です。
村の鍛冶屋オリジナル ミトン(耐熱グローブ) スペック
詳細
サイズ:全長 33㎝ 横幅 17.5㎝ 中指長さ 9㎝
素材:牛革55% 綿30% 防燃布15%
東和コーポレーション EXTRAGUARD TAKIBI(SP)
東和コーポレーションと聞いても、あまり聞き慣れないメーカーですよね。
僕はこの耐熱グローブを購入して、他のいくつかのグローブと、どれが一番長く熱いスキレットを持ち続けることができるか実験したことがあります。
始めはちょっとナメていて、有名ブランドのグローブの方が耐熱性があると思いこんでいたんです。
しかし結果は、東和コーポレーションのEXTRAGUARD TAKIBI(SP)が約60秒と、一番長く持っていることができたんです。
出典:楽天
材質は、表地に牛の床革、裏地はポリエステルとなっています。
紫色の裏地がちょっと派手でキャンプっぽくないのですが、実力は確かです。
値段はかなり安いので、おすすめの耐熱グローブの1つです。
東和コーポレーション EXTRAGUARD TAKIBI(SP) スペック
詳細
サイズ:Free Size
全長:27.0cm *±1.0cm
中指の長さ:8.5cm *±0.3cm
手のひらまわり:12.0cm *±0.5cm
材質:牛床革 裏地/純綿 当て/牛表革
まとめ
キャンプ用に耐熱グローブがあれば、熱の近くでの作業が少し長めに行う事ができます。
しかし、あくまで少しの時間。熱くなった調理器具なら約30秒から1分弱ぐらい。
普通のワークグローブで10秒弱ぐらいと考えると、それよりは長く熱に耐えることはできます。
ただ何十分も耐えられる物でな無いんです。
だから過信は禁物。
キャンプで長時間の熱作業を行う事がないのなら、ワークグローブでも良いかも。
とは言え、耐熱グローブを1つ用意しておけば、安心感を得られます。
キャンプのキャンプグローブに、耐熱グローブもできれば用意しておきましょう。
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