キャンプのお楽しみの1つでもある焚き火。
冬キャンプでは薪ストーブも使うことがありますよね。
それらを楽しむために必須となる燃料が「薪」です。
キャンプ場など現地で調達する場合もあったり、ホームセンターやネットショップなどで薪を購入して持参することもあると思います。
この薪、最初はひとまとめになっているからいいものの、使っていくうちにバラバラとまとまりなく地面に散らばってしまったり、整理しにくくて段ボール等に突っ込むことになってしまったりすることはありませんか?
こうなってくるとキャンプサイトの邪魔になり見た目も悪くしてしまうので、どうにかしたいものですよね。
そんな時便利なキャンプギアが「薪スタンド」なんです。
今回は、キャンプでどうして薪スタンドが必要なのか、そのメリットを選び方を説明しつつ、おすすめの薪スタンドを紹介したいと思います。
キャンプに薪スタンドは必要なの?
薪スタンドとは
薪スタンドとは、薪ストーブや焚き火などで使う薪を保管しておくためのスタンドのことを言います。
薪ラックとも呼ばれているので、調べる時に参考にしてみて下さい。
薪スタンドや薪ラックは、無いならないで良いとうものなんですが、あるととっても便利なキャンプギアなんです。
キャンプで薪スタンドが必要なのかと考えた時に、薪スタンドがあることで得られるメリットを以下で紹介したいと思います。
薪スタンドの3つのメリット
出典:楽天
①薪が片付く
冒頭で書いた通り、薪は最初何本かずつまとめて販売されていますよね。
最初は紐や箱でまとまっているのでまだ良いのですが、キャンプで薪を消費していくにつれてまとまりなく、ばらばらとほどけてしまいます。
使いかけの薪が地面に散らばった状態はとても片付いているとはいえません。
薪が散らばっているような光景は、おしゃれなサイトには見えませんよね。
また、片付くからといって薪が入っていた段ボールを使い続けるのも、ちょっとカッコ悪くありませんか?
こんな時に薪スタンドや薪ラックがあれば、薪の置き場について迷うことなくすっきり片付いたキャンプサイトになります。
薪スタンドにはおしゃれなデザインのものも多いので、置くだけでグっと写真映りも良くおしゃれに見えることもあると思います。
②薪を湿気から守る
未使用の薪を地面に散らばらせたり、直置きしたりしてませんか?
薪をくべる前に地面への直置きは御法度です。
地面から湿気がうつって薪への火付けが悪くなってしまったり、煙や臭いが出てしまうこともあるんです。
また、薪を買った時に入っていた段ボールなら良いというわけでもなく、段ボールに入れておくことでも薪に湿気を含ませてしまうことがあるので注意しましょう。
僕は以前、折角買った薪が何度やっても消えてしまうし、火が点いたとしても5〜10分で消え、しかも白煙が大量にでてしまい全く楽しめないことがありました。
よく考えてみると、昼間のうちから地面に薪を直置きしていたんです。
そんな時に薪スタンドがあれば、薪と地面を直接触れさせず、距離を持つことができ、湿気が移ってしまうのを防ぐこともできます。
③持ち運びやすくなる
薪スタンド・薪ラックには、キャリータイプになっているものもあります。
薪は重く持ち運びにくいので、スマートに収納出来て持ち運びしやすいキャリータイプなら、移動中もすっきり整理しておくことができそうです。
薪を車に直接積み込むことで汚れが気になる場合にも、バッグのように薪を入れて持ち運びができるキャリータイプの方がおすすめです。
薪スタンドを選ぶポイント
出典:楽天
①素材をチェック
薪スタンドには金属製(アイアン、スチール、アルミ合金など)、木や竹製、布製などがあります。
金属、主にアイアン製の薪スタンドは丈夫で火に強いので、焚き火やストーブのすぐそばに置いて使用することができます。
燃料である薪を火の側で準備しておけるのは、ストレスなくとても機能的に感じると思います。
暖かい火の側で薪を乾かしておくこともできます。
重量感があってどっしりとしているので、武骨に見えておしゃれですよね。
テント内でおしゃれな上に機能的に薪を保管したい場合は、木製や竹製がおすすめです。
一般的に火に弱いので火元のすぐ近くで使用することはできませんが、アイアン製のラックのようにフロアシートを傷つけてしまう心配がありません。
帆布などの丈夫な布を使用した薪用のキャリーとスタンドがセットになったものもあります。
軽量でコンパクト、値段も手ごろなものが多いのがおすすめポイントです。
キャリーやバッグがついていれば持ち運ぶ薪で車を傷つけたり汚してしまったり、手などを怪我してしまう心配もありません。
設置した後も移動が楽にできるし、使用しない時はよりコンパクトになるものが多い傾向にあります。
②機能をチェック
薪スタンドには、薪を保管するラックという用途以外にも便利な機能を持たせたものがあります。
使用しない時に小さく折り畳んで持ち運べるもの、薪スタンドがテーブルとしても使えるもの、軽くてコンパクトなタイプ、薪のキャリーケースになる布タイプなども便利だと思います。
③耐荷重量をチェック
焚き火におすすめな薪の種類と言えば、燃焼時間が長めの広葉樹です。
広葉樹の1束(5~7kg程度)の燃焼時間が3~4時間と言われていますが、天気や風などの状況により燃焼時間には差が出てしまいます。
また、燃えやすく燃焼時間が短めの針葉樹の場合にも燃料としての薪の量にはその時その時で違いがあります。
長時間の焚き火などで薪を使用する場合、途中で不足しないように、前もってそれなりの量の薪を用意しておきますよね。
例えばそんな時、薪スタンドに多くの薪を載せることになったら、そこそこの重量に耐えることができないと薪スタンドが破損してしまうこともあるかも知れないので注意が必要です。
また薪スタンド自体が軽すぎて、薪の重さや風でバランスを崩して倒れてしまうこともあるようです。
薪スタンドのおすすめ5選
FIELDOOR フィールドア 折り畳み薪ラックスタンド
出典:楽天
フィールドアの薪スタンドは、一般的な薪の長さもしっかり受け止めることができる折り畳み式薪ラックスタンドです。
コンパクトに収納できるスタンドのフレーム部分には、丈夫なA7075超々ジュラルミンを使用。
A7075超々ジュラルミンのフレームにログキャリーにもなるシートを掛けて使用します。
このシートは難燃性に優れたT/C素材を使用していて、焚き火や薪ストーブの火元の近くでも火の粉で穴が空きにくいんです。
また、このT/C素材のシートは遮光性や撥水性にも優れていて、防カビ加工も施されています。
組み立ても簡単で、耐荷重量は20㎏まで対応しています。
フィールドア 折り畳み薪ラックスタンド スペック
詳細
サイズ:約 40.5×56.5×40.5cm
収納時サイズ:約 50×9×9cm
重量:約 1.1㎏
耐荷重:20kg
素材:スタンド生地/ポリエステル65%・コットン35%、フレーム/A7075 超々ジュラルミン
付属品:専用収納バッグ×1、取扱説明書(日本語)
ONOE×QUICKCAMP クイックキャンプ アイアンメッシュ薪ラック
出典:楽天
クイックキャンプと尾上製作所とのコラボレーションで誕生したアイアン製の薪ラックです。
ブラックカラーのアイアン製の無骨でおしゃれなデザインもさることながら、火に強く丈夫なため焚き火やストーブの火のすぐ近くでも使用することができます。
差し込むだけの簡単な組み立てですぐに使用することができるだけでなく、別売のファイヤープレイステーブルQC-ON03と併せることでテーブルや棚としても活用できます。
耐荷重は20kg。QUICKCAMPロゴプレートと結束バンドが付属しています。
クイックキャンプ アイアンメッシュ薪ラック スペック
詳細
サイズ:約 50×43×33cm
収納時サイズ:約 50×43×3.5cm
重量:約 3.2㎏
耐荷重:20kg
素材: 鉄(粉末塗装)
付属品:結束バンド
別売のファイヤープレイステーブルはこちら。
DOD 薪スタンド となりのまきちゃん LX1-453
出典:楽天
DODの薪スタンド「となりのまきちゃん」は、フレームは30㎏まで(一般的なサイズの薪3~4束くらい)の耐荷重を備えつつ、本体は1.3㎏と超軽量なんです。
この軽さと丈夫さを兼ね備えたフレームの素材には、アルミ合金を使用しています。
組み立ても簡単で、折り畳んでコンパクトに持ち運ぶこともできます。
また、このフレームのパーツがゴム紐(ショックコード)で繋がっているのもおすすめポイント。
差し込むだけですぐに使い始めることができるのも嬉しいですよね。
フレームの上に設置し薪を載せる薪バッグには帆布素材を使用しています。
綿100%の帆布は丈夫で火の粉が当たっても燃えにくく、薪バッグとして持ち運びにも便利です。
車を傷つけたり汚したりせず、怪我も防ぐことができると思います。
また、このバッグの固定方法が従来品のリング式からスリーブ式に変更されたため、薪の載せ下ろしの時バッグがずれにくくなっています。
本体には小物入れのポケットが2か所あって、薪スタンドとバッグを一緒に収納できる専用キャリーバッグも付属しています。
DOD 薪スタンド となりのまきちゃん LX1-453 スペック
詳細
サイズ:約 66×41×51cm(※スタンドのみの場合は約 66×23×51cm)
収納時サイズ:約 36×17×12cm
重量:約 1.3㎏(付属品含む)
耐荷重:30kg(※スタンド部分)
素材:アルミ合金、綿
付属品:専用キャリーバッグ
CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ TAKE-WARE 薪スタンド UP-1044
出典:楽天
キャプテンスタッグのTAKE-WAREは、竹製のナチュラルな雰囲気がおしゃれな薪スタンドです。
竹にウレタン塗装を施しているので、傷に強くて水などによるシミも発生しにくくなっているので、難しいメンテナンスも不要なんです。
湿度や乾燥などの環境の変化にも対応することができます。
組み立てや収納も簡単で、別売りのP-1042(フリーボード52×41cm)を載せればミニテーブルとして使用することも可能。
屋内ではブックスタンドとしても使用することができます。
ただし、耐荷重量は金属製に比べ10㎏までとやや控えめなので注意しましょう。
キャプテンスタッグ TAKE-WARE 薪スタンド UP-1044 スペック
詳細
サイズ:約 44×奥行30×高さ32㎝
収納時サイズ:約 30×45×2.5㎝
重量: 約 2.2㎏
耐荷重:10kg
素材:竹(ウレタン塗装)
付属品:
別売りのフリーボードはこちら。
Hang Out ハングアウト Fire Side Table Stainless Top ファイヤーサイドテーブル ステンレストップ
出典:楽天
ハングアウトのファイヤーサイドテーブルは、コンパクトで折り畳み可能な設計ながら、フレームには丈夫なスチールを使用。
天板にも火に強く丈夫なステンレスを使用しているので、火の側で薪スタンドとしてだけでなくファイヤーサイドテーブルとしても使用することができます。
別売りのログキャリーを組み合わせれば、必要な薪を載せてスタンドにセットするだけ。
薪の持ち運びもより楽になるだけでなく、地面からの湿気も守ってくれます。
熱に強いステンレス製の天板は、ダッチオーブンなどの熱した調理器具をそのまま載せることもできます。
他にも天板を外してメインテーブルに載せ鍋敷きがわりにしたり、天板の両サイドの持ち手にはシェラカップなどをハンギングすることもできるのでとても便利です。
ハングアウト ファイヤーサイドテーブル ステンレストップ
詳細
サイズ:50×38×33cm
収納時サイズ:50×38×14cm
重量:3.5㎏
耐荷重:約10kg
素材:天板/ステンレス、 フレーム・天板枠/スチール(粉体塗装)
付属品:結束ベルト
別売りのハングアウトのログキャリーはこちら。
まとめ
薪スタンドは本当にキャンプに必要なのか、迷っている人もいると思います。
薪スタンドがあることで得られるメリットは大きいので、僕的には必要なキャンプギアの1つということでおすすめしたいです。
薪スタンドがあれば、薪を載せることにより、地面から蒔へ湿気をうつしてしまうのを防いだり、バラバラしがちな薪をひとまとめにしてスッキリ収納することができます。
薪に湿気がなければ火が付きやすくなり、変な臭いや煙も出しにくくなるんです。
そうなれば、焚き火もめいいっぱい楽しむ事ができると思います。
薪スタンドにはアイアン製、木製や竹製、布製のキャリーバッグにもなるタイプがあります。
自分のスタイルに合った素材の薪スタンドを使うことで、キャンプ自体が快適になると思います。
薪スタンドはなくてもいいキャンプギアなんですが、あるととても便利なので、是非一度チェックして取り入れてみてください。
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