DODから新しく発売されたムシャテント。
これがソロキャンプ用のテントとして、かなり良さそうなんです。
ワンポールテントと言えば、大まかな設営方法はテントのセンターにポールを立てるだけ。なので設営が簡単。
これってキャンプでは、かなり重要なポイント。
さらには2ルームなので、利便性もかなり良さそう。
ソロキャンプなら、簡単に設営できて前室が広いテントが、使いやすくて人気が高いですよね。
DODのムシャテントなら、この2つを兼ね備えているというから魅力的。
今回は、ソロキャンプにおすすめのテント、DODのムシャテントを紹介します。
DODのムシャテントは2ルームワンポールテント
ワンポールテント
出典:DOD
ワンポールテントと言っても、現在ではそこから派生したテントも数多く発売されていて、サブポールを使ったりと、設営の手数が増えてしまっているテントもあります。
そうなると、設営の簡単さはさほど変わっては来ないと思いますが、作業時間が増えてしまう事になってしまいます。
DODのムシャテントは、基本的には純粋なワンポールテント。
フライシートを地面に広げて各頂点をペグダウンした後に、センターにポールを立てて、インナーテントを取り付け、フライシートのロープをペグダウンするだけ。
後はドア部分が別売りのポールを使う事で、跳ね上げたり、風よけとして使えるので、好みのアレンジをすれば完成です。
トンネル型のテントやクロスポールテントのように、ポールにテンションをかけてピンを差し込む事もないし、パップテントやシェルターのようにポールを2本立てる必要もありません。
僕の持っているパップテントは、幕の四隅をペグダウンした後、左右にポールを立てる設営方法です。タープと同じようにポールの頂点をロープで引っ張りペグダウンするので、片側が終わったらもう片方と、ちょっと手間がかかってしまうんです。
出典:DOD
ワンポールなら基本的には1本のポールをフライシートの下から立てるだけなので、かなり早く設営が出来てしまうんです。
大型のシェルターなどはフライシートに重量があるので、幕に潜り込んで下からポールを立てるのが大変な時もあります。
これが暑い夏の日だと、たった1本のポールを立てる為にフライシートの下に入るだけで汗だくになってしまうんです。
しかしDODのムシャテントはソロ用なので、コンパクト。
簡単に持ち上がるし、潜り込んで汗だくになるような事もないと思います。
この簡単な設営が、ワンポールテントの魅力。
ムシャテントは、キャンプ場に着いたらすぐに設営が完了し、時間を有効に使う事ができるのテントだというのがポイント。
2ルームテント
出典:DOD
2ルームテントと聞くと、大きなトンネル型のテントで、ファミキャンで使われていそうなイメージがありますよね。
全ての2ルームテントがファミリー用という事ではありません。ソロキャンプ用のテントにも、2〜3人用のテントにも2ルームテントは多く存在しているんです。
何故なら、それは使い勝手が良いから。
出典:DOD
ソロキャンプ用のテントには、ツーリングテントなどに代表されるクロスポールで部屋が1つのワンルームテントがあります。
ソロキャンプなので、別にそれでも使えない事はないのですが、出来れば夜露に靴が濡れないように前室が欲しいところ。
前室がないと靴が夜露で濡れてしまうし、かと言ってテント内に置いておくのもちょっと嫌な感じもします。
しかも雨が降っているキャンプだと、余計に靴の取り扱いに困ってしまうんです。
そんな時には、やっぱり前室。
靴だけ置くのなら20cm程度の広さの前室でも良いかもと思いますが、前室が広ければチェアを置いてちょっとしたリビングスペースにする事もできます。
ムシャテントなら、テントの半分は前室として使えるので、ちゃんと座るスペースも確保できます。
しかもテント内なので、日陰の下で座る事が出来るんです。
チェアを置かなくても、荷物を置くことも出来るので、寝室を荷物で圧迫する事もありません。
寝室の広さは?
出典:DOD
ムシャテントのインナーテントを寝室とした場合、六角形の約半分がそれにあたります。
ちょっと歪な四角形の寝室ですが、これってどのくらいの広さになるんでしょう?
DODで販売さらている、コットやマットをインナーテント内に置いている写真があり、それを見てみると狭いけどちょっと荷物を置くスペースもありそうという感じ。
一番幅が広いハンペンインザスカイは、幅が約78cmで長さが190cmあります。
これがインナーテントに収まっているので、狭いと言いつつもちょっとは余裕がありそうです。
これが幅60cmでキツキツだったら、寝返りをうつのも大変だと思いますが、幅78cmのコットなら少し広く使えるはず。
さらに外側に広くなっている部分には着替えなどの荷物を置けそうに見えるし、コットやマットを置いてもその上下に少しスペースが出来そうです。
狭いと言われたら狭いかもなんですが、ソロキャンプで寝るだけのスペースと考えたら充分使えそうな感じではないでしょうか?
キャノピードア
出典:DOD
DODのムシャテントの入り口部分になるドアは、別売りのポールがあれば色々なアレンジが可能になります。
ポールが2本あれば、タープのように屋根を作ることができ、日中に日陰の下に座る事もできます。
夏の強い日差しでは、タープなしでは肌が真っ赤になってしまうほど日焼けをしてしまいます。
そんな場所に一日中過ごすことは出来ないので、どうしてもタープは必要になります。
パップテントなどの屋根を作れるテントなら、タープ無しでキャンプができますが、それがないテントではそうも行きません。
しかしムシャテントなら、別売りのポールが必要になってしまいますが、キャノピードアをタープように使うの事ができるので、便利に使えるんです。
別途タープを張る必要がないのは、設営時間の短縮にもなるので、凄く便利。
このキャノピードアは、ファスナーが左右に付いているので、タープのように使うなら両側を開けます。
片側だけ開いて、開いた側のキャノピードアを別売りのポールで風よけのようにして使う事も出来るんです。
キャノピー用のポールは、そんなに値段が高くないので、最低でも1本は用意しておきたいところ。
2本あれば、タープスペースを作る事が出来るので、様々なアレンジを楽しみたいなら買っちゃいましょう。
素材はポリコットン
出典:DOD
DODのテントの良いところは、ポリコットン素材を積極的に採用してくれるところ。
このムシャテントも、ポリコットン素材が採用されているので、焚き火の火の粉に強い。
火の粉が飛んで来てくっ付いても、すぐに燃える事はありません。
もちろん化織ではないので、溶ける事もないんです。
ポリエステルなどの化織の素材だと、火の粉が付いた瞬間に溶けて穴が空いてしまいます。
僕はテントも着ていたダウンジャケットも、火の粉で穴を開けてしまった経験があるので、ポリエステル素材のテントを使うといつも火の粉にビクビクしながら焚き火をしていました。
そんな不安から、テントからなるべく離れた場所に焚き火台を置いて、チェアを持ち運んで焚き火をすることもありました。
でもそれって、何だか違和感があるんです。
焚き火の為にチェアを持ち運んで、焚き火が終わればまたチェアをテントに持ち帰るのは面倒だし、じっと座ったままでいられないのが、いつも気になっていました。
しかし、ポリコットン素材なら、穴が空き難いのが特徴。
テントの近くで焚き火をしても、ポリエステル素材の時ほど慌てなくても良いんです。
安心して焚き火を楽しめるし、チェアをいちいち持ち運ぶ必要もないんです。
これってちょっとした事なんですが、かなり便利。
しかもポリエスル素材だと結露がかなり気になりますが、ポリコットンならそれも大分抑える事ができます。
寝ている時に、水滴が天井から落ちてくるなんて事も、抑える事が出来るんじゃないかと思います。
狭いソロキャンプ用のポリエステル素材のテントだと、寝返りをうったり、テント内で動いた時にフライシートに触れてしまうと、着ているシャツがビショビショに濡れてしまうなんて事もあります。
ポリコットンの表面が全く濡れてなくて乾いた状態かと言えば、そうではないのですが、表面に大きな水滴が出来るような事はほとんど経験した事がありません。
それらの事を考えると、ムシャテントの素材にポリコットンを採用されているのは、とてもポイントが高いと思います。
スカートが付いている
出典:DOD
ムシャテントには、スカートが付いているので、肌寒くなった季節でも違う事ができます。
秋から先、外気が寒い季節にはテント内にいると、冷たい空気癌風と共にテントの下側から吹き込んできます。
テント内でじっとしている時に、冷たい風が身体の同じ場所に当たり続けると、冷たいを通り越して痛くなってきてしまいます。
しかしスカートがあれば、風と共に冷気の侵入を防ぐ事ができます。
もちろんめちゃくちゃ強風だったら防ぎきれない場合もありますが、スカートがあるとないとでは、僕の経験では天地の差があると思っています。
キャンパーさんの中にはスカートが無くても大丈夫という方もいらっしゃいますが、それでも無いよりはあった方が良いはず。
付いてある物を敢えて取ってしまう人はいないはずなので、スカートはあるに越した事はないと思います。
ムシャテントのスカートは巻き上げ可能なので、夏などは風通しを良くする事もできます。
夏は虫の侵入も気になる所ですが、風通しを良くする為にスカートを巻き上げる事が出来るのも良いですよね。
言うまでもなく天井部分にはベンチレーターが配置されているので、テント内の熱を排出し換気する事もできます。
サイズ
出典:DOD
ムシャテントへソロ用のテント。
形は6角形でサイズは290×290cm。高さは意外にも高く183cmとなっています。
ソロ用のワンポールテントで思い浮かぶのが、テンマクデザインのパンダTC+ですが、そちらの高さは170cmなので13cmほどムシャテントの方が背が高くなっています。
ちなみにパンダTC+、形は四角錐でムシャテントと違いますが、サイズは270×270cmと少し小さいです。
DOD ムシャテント スペック
スペック
- 組立サイズ(外寸)(約):W290×D290×H183cm
- インナーサイズ(約):W255×D133×H173cm
- 収納サイズ(約):W53×D20×H20cm
- 重量(付属品含む) (約):5.7kg
- 定員 大人1名
- 材質・フライシート:ポリコットン(ポリエステル65%、綿35%)
- 材質・インナーテント:68Dポリエステル
- 材質・ポール:アルミ合金
- 材質・ペグ:スチール
- 最低耐水圧・フライシート:350mm
- 最低耐水圧・フロア:3000mm
まとめ
DODのムシャテントは、ソロキャンプのテントにおすすめ。
おすすめのポイントは、ワンポールテントで設営が簡単な事。
設営が簡単だと素早く準備が完了するので、時間が有効に使えますよね。
その他には、2ルームテントという構造が、とても便利に使えるという点。
インナーテントで寝室を確保し、テントの約半分はリビングスペースとして使えます。
ローチェアを置く事もできるし、もちろん荷物を置くのもできます。
さらにはキャノピードアを跳ね上げて、タープスペースを作る事で、別にタープを用意する事なく、テントを設営するだけで日陰を作れます。
これには別売りのポールが必要になってしまいますが、タープを張らなくて良いというのはポイントが高い。
何しろ設営準備や撤収が簡単になるのが魅力的。
そして素材がポリコットンなのも、焚き火がテントの近くでできるというメリットがかなり嬉しいポイントです。
これらのおすすめポイントを合わせて考えたら、DODのムシャテントはかなりおすすめのテントだと言えるんじゃないかと思います。
カラーはブラック、カーキ、タンの3種類。どれを選んでも、おしゃれなソロキャンプができそうです。
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アイキャッチ画像 出典:DOD