キャンプに行く季節はいつがおすすめだと思いますか?
だんだん暖かくなり始める春の花見キャンプや新緑の中のキャンプ?
子供達の夏休み似合わせて夏キャンプに行きレジャーを思いっきり楽しむのも、紅葉を楽しみながら美味しい料理を食べまくる秋キャンプもいいですよね。
でも意外に空気が澄んで満天の星空を楽しむ冬キャンプや、年越しキャンプも魅力的で最近流行っているんです。
快適に過ごせると感じる季節には個人差があり、目的や行くメンバーによってもキャンプに最適な季節は変わると思うので、一概におすすめの季節をあげるのは難しいかもしれませんね。
しかしソロキャンプの場合、特に秋冬シーズンは夏の混雑が比較的緩和されるのもあって、焚火を眺めて温まりながら静かに過ごすのに持ってこいの季節でもあります。
(とは言っても、最近のキャンプ人気で週末は混雑していますが・・・)
そんなこともあり、キャンパーの中には秋冬シーズンをおすすめする人がたくさんいますよね。
しかし秋から春先くらいまでは気温と寒さ対策が気になってしまいます。
初心者の方にはハードルが高いのも確か。
どんな防寒対策をして、どんなものが便利に使えるのかと迷ってしまいますよね。
そこで僕がおすすめしたいのが、昔ながらの防寒アイテム「湯たんぽ」です。
今回は秋冬キャンプで使う湯たんぽについて紹介します。
キャンプの防寒に湯たんぽがおすすめ
湯たんぽとは?
出典:楽天
冬の冷たい布団に入れておくと、眠る頃にはほかほかに温めてくれる昔ながらの暖房器具。
それが湯たんぽです。
年齢を重ねている方は、馴染みがあったり記憶にあったりすると思いますが、若い方だとその存在自体知らない方もいるかも知れません。
僕もそこそこのおじさんですが、それでもギリギリ知っているという感じで、子供の頃は使ったことはないんです。
昭和のイメージでは、金属などで出来た容器に熱いお湯を入れて使用する湯たんぽですよね。
しかし現在では金属製の湯たんぽの他にも、電子レンジで加熱して使用するものや電気式などがあります。
湯たんぽは、お湯を入れて使用するアイテムなので、エアコンなどに比べ光熱費がかからないという圧倒的なコスパの良さが魅力なんです。
また、火傷や低温火傷にさえ気を付けて使用すれば、空気を乾燥させたり汚したりせず、火災の心配もないという使用上の安全面においても優れているんです。
この湯たんぽのコスパの良さと安全性はキャンプの暖房器具としても相性が良く、人気を集めるようになりました。
キャンプでの湯たんぽのメリットとデメリット
いくら厚みがあって温かいダウンジャケットやシュラフ、または風を通さない素材のテントを用意しても、それら自体は発熱しません。
ダウンジャケットを重ねて防寒しても、それには限界があります。
キャンプでの防寒器具としては、薪ストーブや石油ストーブ等もおすすめなんですが、空気が乾燥してしまったり、テントの中で使用する際には一酸化炭素中毒も心配ですよね。
そこで安全で便利に使えるのが湯たんぽなんです。
キャンプでの湯たんぽのメリット
①コスパ最強?
沸かしたお湯を容器に入れて使用する湯たんぽ。
準備するのは、お湯と容器とそのカバーだけというコスパの良さは何よりもおすすめなポイントです。
日常生活やキャンプだけでなく、災害用として備蓄しておく家庭も多いようです。
②熱ムラがなく安定性抜群
焚火でも暖を取れますが、風が強ければ熱を感じる場所などが不安定になってしまいます。
その点湯たんぽは熱のムラがなく、長時間心地よく保温したり、寒い時は抱え込んだり心地よい場所に当てたりもできます。
一番寒さを感じる就寝時シュラフの中に入れておけば、眠る時とても快適に過ごせます。
③空気の乾燥、中毒や事故なども防ぐ
冬場のキャンプで人気が高い薪ストーブや石油ストーブをテントの中で使用する時は、一酸化炭素中毒などテント内での事故に気を付けなければなりません。
また、空気が汚れてしまったり、ニオイや空気の乾燥も気になるところですよね。
その点湯たんぽは、空気を汚さず乾燥させず煙もガスも発生しない為、安心して使用することができます。
キャンプでの湯たんぽのデメリット
①低温火傷が発生するかも
熱いものに触れた時のやけども心配ですが、湯たんぽの場合低い温度のものを同じ場所に接し続けて起きる低温火傷の方が心配です。
しっかりとカバーをかけ、同じ場所だけに長時間触れさせず、就寝時は体に触れない足元へずらしておくようにしておくと低温火傷を避けることができると思います。
②お湯の温度
湯たんぽは、製品により入れられるお湯の温度に制限があるものもあります。
キャンプ中には、正確なお湯の温度を測るのは難しいですよね。
購入した製品が熱湯がOKなのか、冷まして使用するものなのか、事前にチェックして置く必要があります。
③お湯の量によっては手間がかかる
湯たんぽの容量が大きいと、お湯をたくさん準備する必要があります。
キャンプで使っているケトルの容量で、何回お湯を沸かす必要があるか考えて選ぶと良いと思います。
できれば、1回で済ませたいですよね。
また、特に寒い季節は小さすぎる湯たんぽではすぐに冷えてしまうこともあります。
朝方には湯たんぽの熱が冷め、逆に冷たくなってしまうようなこともありえます。
さらに中身に注ぐお湯の量が足りないことで、容器が変形してしまうこともあるようです。
キャンプ用湯たんぽの種類とその特徴
①金属製
金属製の湯たんぽといえば、トタン製やステンレス製のものです。
他にも最近は、ボトル型をしているアルミ製のものもあります。
昔ながらの金属製の湯たんぽは熱伝導率が高く、湯を入れるとすぐに温まり保温力も高め。
トタンやブリキ製の湯たんぽには直接火にかけて温められるものもあるので、キャンプにもおすすめです。
ただし、熱伝導率が高いので低温火傷が発生しやすい傾向にあります。
また、朝方お湯が冷めてしまった時には、冷気も伝わりやすいようで湯たんぽ自体が冷たくなってしまうこともありました。
そして使用後のメンテナンスも大事です。
使用後には水を抜き乾かすようにしておくことが必要です。
使用後のメンテナンス不足、温泉水や井戸水・水道水の水質によっても金属の錆が発生しやすくなったり腐食させてしまうことがあります。
②プラスチック製
プラスティック製の湯たんぽは、軽量で扱いやすくさらにお手頃価格。
荷物を減らして軽量化させたいソロキャンプでも、気軽に持ち歩くことができそうです。
お手入れやメンテナンスの手間もあまりありません。
本体を横にして置いておき、そこにお湯を注ぐことができるのが、ソロキャンプでも何気に便利です。
ただし金属に比べると熱伝導率が低いので、湯たんぽの表面温度がぬるく感じてしまうことも。
③ゴム製
ゴム製湯たんぽは触った時の柔らかさが最大の魅力。
湯を抜けばコンパクトになるところもキャンプにおすすめしたいポイントです。
製品によっては水を入れて冷やして使用できるものもあるようです。
ゴム製は熱伝導率が低いので低温火傷などの危険は少ないのですが、直ぐには温まりません。
また、柔らかな形や素材のせいで湯を注ぎにくく感じるといった口コミもみかけました。
僕も1つ持っているのですが、キャンプ中には湯たんぽを立ててお湯を入れなければならないんですが、1人だと湯たんぽを立てておくことができません。
うまい具合に立てかけられるものがあればいいのですが・・・その点がちょっと使い難いと感じました。
キャンプで使う湯たんぽのおすすめ商品7選
尾上製作所 萬年トタン湯たんぽ 1号 2.4L
出典:楽天
尾上製作所 萬年トタン湯たんぽのサイズはH290×W220mm×H80mm、容量は2.4Lです。
トタン製は直火が可能。
水を入れてキャンプに持ち込み、ストーブなどで加熱し温めて使用することができます。
わざわざお湯を沸かして入れる必要がないのはかなり便利だと思います。
逆にお湯を沸かして注ぐとなると、その容量の多さがネックになってしまうかも知れません。
1,000円以下で購入できる価格の安さも魅力的ですよね。
単品販売もカバー付きの商品もあります。
尾上製作所 萬年トタン湯たんぽ 1号 2.4L スペック
詳細
サイズ:(約)幅290mm×奥行220mm×高さ80mm
容量:2.4L
重量:(約)740g
素材:亜鉛鉄板 (0.5mm厚)
替えパッキン付
土井金属化成 湯たんぽ 「ミニまる」 丸型 1.2L
出典:Yahoo!ショッピング
土井金属化成 湯たんぽ 「ミニまる」は、小さくてまんまるなフォルムがおしゃれで可愛い湯たんぽです。
サイズは約205φ×H64mmで容量は約1.2L。
トタン製なので使用後は水を抜いてそのまま火にかけて乾かすこともできます。
土井金属化成 湯たんぽ 「ミニまる」 丸型 1.2L スペック
詳細
サイズ:約205φ×高64mm
容量:約1.2L
重量:約490g
素材:本体 亜鉛メッキ鋼板(0.5mm厚)
土井金属化成 湯たんぽ 「ミニまる」ナチュラル 丸型 1.2L miniまる袋別売
ピンクやイエロー、ブルーなどの可愛いカラーのものもあります。
土井金属化成 湯たんぽ 「ミニまる」ピンク 丸型袋付 1.2L miniまる
マルカ 湯たんぽ A (エース) 2.5L
出典:楽天
マルカの湯たんぽAは、コンロ・ストーブなど直火対応です。
さらにIH(電磁調理器)にも対応しています。
ちょっと大きな2.5Lでサイズは295×216×74mmなので、ミニサイズでは心もとない冬のキャンプでしっかりと温かさを得たい人にはこちらの方がおすすめです。
底がフラットでお湯を注ぐとき傾きにくく安定して使用できます。
さらに内部にはしっかりとした支柱があるのでとっても丈夫。
キャンプでも安心して使用することができると思います。
マルカ 湯たんぽ A (エース) 2.5L スペック
詳細
サイズ:(約)29.5×21.6×7.4cm
容量:約2.5リットル
素材:本体 溶解亜鉛メッキ鋼板(板厚 0.5mm)
マルカ 湯たんぽA(エース)3.5L 袋付 IH対応 直火対応 日本製 23521 __
新光堂 ミニ湯たんぽ(袋付き) 銅
出典:楽天
新光堂 ミニ湯たんぽは、丸くてコロンとしたフォルムが可愛い純銅製のミニ湯たんぽです。
サイズは160φ×H55mmで容量は850ml。
小さく軽量な製品ながら純銅製で熱伝導率が抜群に良いのが特徴で、12時間経過してもまだ温かいと人気を集めています(12時間後は約38.5度)。
しっかり温かいのに内容量が少ないため、沸かすお湯の温度が少なくて済むのもおすすめポイントのひとつ。
ドライブに釣りにキャンプにとアウトドア全般で使いやすい製品です。
新光堂 ミニ湯たんぽ(袋付き) 銅 スペック
詳細
サイズ:直径16cm×5.5cm
容量:850ml
重量:740g
素材:本体 純銅
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 湯たんぽミニ(カバー付) 550mL
出典:楽天
キャプテンスタッグの湯たんぽミニのサイズは140×195×50mm、容量は約550ml。
ポリエチレン製の軽量で小さなサイズの湯たんぽです。
使いやすいミニサイズで自宅でもキャンプでも使用することができると思います。
ふわふわで温かな感触が魅力のボアカバー付きなのがいいですよね。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 湯たんぽミニ(カバー付) 550mL スペック
詳細
サイズ:(約)140×195×50mm
容量:(約)550mL
重量:(約)200g
素材:本体 ポリエチレン、カバー ポリエステル100%
ROTHCO(ロスコ) GIスタイル 1QT(約1.0L) キャンティーンボトル
出典:楽天
ROTHCOのGIスタイル キャンティーンボトルのサイズは、W127×D21.1×81mmで容量は約1L。
GIタイプのボトルを模したデザインが凄くかっこいいですよね。
このアイテムは、水筒としても湯たんぽとしても使用できるんです。
カンティーンカップやストーブをスタッキングすることもできるので持ち運びの面でも優秀。
キャンプグッズは見た目も重視したい人や、プレゼントにもおすすめです。
カラーは、ブラック、オリーブドラフ、コヨーテブラウンがあります。
ROTHCO(ロスコ) GIスタイル 1QT(約1.0L) キャンティーンボトル スペック
詳細
容量:約1.0L
重量:約143g
素材:BPAフリープラスチック
ロゴス(LOGOS) どこでもソフト湯たんぽ(収納袋付き)
出典:楽天
ロゴスのどこでもソフト湯たんぽは、沸騰したばかりの熱湯も注ぐことができる、ウェットスーツの素材を使用した柔らかな素材の湯たんぽです。
専用の寝袋にセットすることができる他、お湯を安全に注ぐことができるロートが付属しています。
サイズは(約)W230×D160×H80mm、容量は約1Lとなっています。
ロゴス(LOGOS) どこでもソフト湯たんぽ(収納袋付き) スペック
詳細
サイズ:(約)幅23×奥行16×高さ8cm
容量:1L
重量:(約)160g
素材:本体 クロロプレンゴム・ナイロンジャージ
付属品:ロート、収納袋
まとめ
肌寒さを感じる春先、秋から冬にかけての寒い時期のキャンプで暖を取るには、湯たんぽがおすすめです。
お湯を容器に注ぎカバーをかけるだけで熱源となり、シュラフにいれておいたり、ひざに抱えたりなどすればしっかりと温かさを感じ寒さを防ぐことができます。
空気を汚さず乾燥させず、ガスや煙も発生しないので、テント内でも安心して使用することができます。
湯たんぽにはいくつかの種類と素材がありますが、キャンプ向きとしては直火可能で熱伝導率が高い金属製、軽量でお手入れしやすいプラスチック製、軽量で柔らかいゴム製の3つがおすすめです。
低温火傷には気を付けて、カバーをかけ正しく使用してください。
冷たくなった足先に湯たんぽを置いて寝るシュラフは最高に気持ちいいですよ。
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