キャンプに行くと、どうしても疲れてしまいますよね。
テントの設営だけでも、幕の隅をペグダウンして場所を変えてまたペグダウン、次はロープを引っ張ってペグを打ってなんて、座ったり立ったりの繰り返し。
これはもう、キャンプ場でスクワットのトレーニングをしているかのよう。
それは疲れもたまってしまいますよね。
そんな疲れをキャンプ中にとるために、やっぱり睡眠は大事なことです。
キャンプだからと気分がソワソワしてしまい、快眠ができなかったりすると、次の日に辛くなってしまいます。
だから快眠することは必須。
その為に重要になるのが、睡眠をとりまく環境なんです。
快眠を得られるかどうかは、体調やその時の精神状態などが大きく影響してくるのですが、その他に首や肩に無理のない高さの枕や、適度な硬さと厚みがあるマットなど、自分に合った物を揃えるのは、大事な要因になってきます。
朝早くからキャンプ場に来て動き回って、奥さんに小言をチクチク言われながら体も精神もくたくたになって、そして2日目を迎えるにあたって疲れが取れるかどうかは、寝具にかかっているといっても過言ではありません。
そこで、寝付きにも影響する枕。
コレが、結構大事。
今回は、そんなキャンプ中の快眠のために僕が買った、コールマンのコンパクトインフレーターピロー2の紹介とレビューをしたいと思います。
キャンプの枕にコールマンのコンパクトインフレーターピロー2をレビュー
キャンプで枕は使う?
キャンプで枕を使っているという人は、実際にはどのくらいいるんでしょうか?
枕を使わないと、そのままマットに頭を置いて寝ることになりますよね。
マットとの間にはシュラフがあると思いますが、それほど嵩があるわけではありません。
その為、枕がないとほぼ頭は水平にして寝ることになると思います。
それでも全然大丈夫って方もいらっしゃるとは思いますが、一方、頭に高さがないと寝ることが出来ないという方もいると思います。
対応策は、持ってきていたタオルを丸めたり、着替え用のスウェットやTシャツを重ねて枕のようにして使うこと。
これでも寝ることはできますが、就寝中にずれてしまったり、ちょっと落ち着かない感じがしますよね。
そして、キャンプのスタイルによって、枕を使うか使わないかも別れると思います。
ファミリーキャンプでは、家族みんなで封筒型のシュラフに入って寝たりしますよね。
お家で寝る時のように、子供を挟んで川の字になって寝ます。
そんな時は、やっぱり枕が欲しいですよね。
それこそ、お家の寝室の様に寝ることができると思います。
しかし、ソロキャンプや登山など、荷物を少なくしたい時のキャンプでは、正直邪魔になってしまう恐れもあります。
空気を入れて膨らませるインフレーター式の枕でも、コンパクトになるとはいっても限界がありますよね。
しかも、1人用のマミー型のシェラフで寝るとしたら、頭部のフード部分に枕が収まりきれません。
寒くてコードを引っ張り顔まで隠したくなってしまう時など、枕が邪魔になってしまうんです。
そんな時は、マットの上に枕を置きその上にシュラフに包まって頭を乗せれば大丈夫。
しかし、ツルツルと滑りやすいかも知れないので、悠長に枕があるから快適になんて思えないかも知れませんよね。
とは言え、キャンプ用の枕が販売されている以上、使用する人も多いハズ。
キャンプでも、スムーズな寝付きや快適な睡眠を求めている人がいるんです。
そうなると、やっぱりキャンプに持っていける枕は必須。
使う使わないかは、最終的には自己判断になると思います。
とはいえ、僕的にはファミキャンでは必要で、我慢できるソロキャンプでは無理して使わなくても良いような気がします。
コールマンのコンパクトインフレーターピロー2とは
出典:楽天
コールマンのコンパクトインフレーターピロー2は、空気で膨らむタイプの枕です。
バルブを緩めれば、自然に空気が入って膨らみ、お好みのところでバルブを締めれば、自分の寝やすい高さで使うことができます。
中央部分は凹んでいて、頭がすっぽりと収まるので、安定して使うことができるようです。
収納時はバルブを緩めて、折りたたんだり丸めたりして空気を抜いていきます。
空気が抜けたらバルブを締めて収納ケースに入れればコンパクトに持ち運ぶことができます。
収納時のサイズは、約直径10×32cmの円柱型。
そんなに邪魔になるような大きさではないと思います。
ちなみに使用時のサイズは約48×31×9(h)cmなので、お家で使う枕よりは小ぶりなサイズになっています。
コンパクトインフレーターピロー2の使用準備
収納ケースに、空気を抜いて圧縮された状態の本体が入っています。
本体がコンパクトに圧縮されているため収納ケースっと本体の間には余裕があり、本体を取り出すのに苦労しませんでした。
本体のバルブを緩めると空気が自動的に入って、空気を入れるバルブ部を緩めて空気を入れます。
バルブを緩めなければ、圧縮布団のようにぺちゃんこの状態が保てれていました。
バルブの先端は、インフレーターマットなどでよく見かけるのとほぼ同じ形状。
先端に穴が開いていて、バルブを緩めると、そこから空気が中に入っていく仕組みだと思います。
逆に収納時は、ここから空気が抜けるようになります。
バルブを緩めてすぐ、そんなに時間の経過がないうちに丸まった状態から自然に枕の形に広がりました。
しばらく放おっておけば、更に空気が入り膨らむと思います。(パンパンにはなりません)
自然に膨らむのを待てない時は、手の親指と人差指で輪を作り、手のひらを使い筒状にしてバルブへ息を吹き込みます。
すると直ぐにパンパンまで膨らみます。
湿った息を吹き込むと、内側にカビが発生してしまうと、どこかで読んだことがあります。
気にしない人なら良いのですが、抵抗がある方は、空気入れを使ったり自然に膨らむのを待つのが良いと思います。
コンパクトインフレーターピロー2の使用時
空気を入れて膨らんだ状態で使用するのですが、その時のサイズは、約48×31×9(h)cm。
サイズ的には家で使っている枕より大分小さい感じです。
コンパクトインフレーターピロー2の中央部分は凹んでいて、ちょうど頭が収まる感じになっています。
コレがあると、頭部が安定するし、下に敷いてあるマットやコット、またはシュラフからコンパクトインフレーターピロー2がズレてしまうことも防げると思います。
しかし、僕にはこの状態ではちょっと合いませんでした。
枕の高さって人によって好みがあると思いますが、僕場合は空気を満タンにすると、高く感じて首が疲れてしまったのでバルブを緩めて空気を3分の1くらい抜きました。
すると、丁度いい感じで使うことができました。
空気を満タンにして高めの位置が良い人もいるでしょうし、空気を抜いて低めが良い人もいると思いますが、キャップを緩めたりすることによって好みの高さに調整できるのがいいですね。
コンパクトインフレーターピロー2の素材
コールマンのコンパクトインフレーターピロー2の表面素材は、ポリエステルです。
その為、ちょっとツルツルした感じの肌さわりです。
実際に使ってみると、インフレーターマットの上では、空気を抜いて頭を凹みに抑えても、両方の素材がツルツルしているので、すごく滑りやすいです。
これは、シュラフを下に敷いた状態でも、ほぼ同じでした。
そして、色的な事が関係しているのか分かりませんが、汗やよだれがシミになってしまい目立ちやすいんです。
何のシミか分かりませんが表面に付いてしまうと、洗うことが困難なので、なるべくならそうなる前に対策しておきたいところです。
下に来るポリエステル素材のマットで滑リ難くしたり、シミが付くのを防ぐためには、家で使っている枕のようにカバーが合った方が良いかも知れません。
とは言え、専用のカバーは販売されていないので、自作でカバーを作るかサイズが合いそうなものを探すしかないと思います。
皮脂等シミが付いちゃった場合には、中性洗剤をつけた雑巾をかたく絞ってトントンと軽く叩いて、汚れを落とす方法をとるのが良さそうです。
空気漏れはなし・・・やっぱりある?
このコールマンのコンパクトインフレーターピロー2は使用中に空気が漏れたとレビューで見たことがあります。
しかし、僕が1年使用した時点では、空気漏れはありませんでした。
始めのうちは、仕事の昼休憩などの仮眠の時に毎日使っていましたが、大丈夫でした。
耐久性がいいと感じていました。
しかしいつの頃からか、使っていて空気が漏れるというより、収納時に勝手に空気が入ってるかも・・・と思うようになりました。
多分1年以上2年未満ぐらいの時期だと思います。
コンパクトインフレーターピロー2が収納ケースから、取り出しにくくなってきたんです。
収納ケースに収めている状態でも、購入当初よりもパンパンになっているのが、分かると思います。
毎日使っていたので、前日にはしっかりと空気を抜いて収納してあったはずが、収納ケースと本体の間に隙間がなくなっていて、引っ張り出すのが難しくなりました。
それが、上記の写真です。
ケースと本体の間に隙間がないので、引っ張っても取り出せないんです。
でもそんな時には、バルブを緩めて収納ケースの上から押したり抑えたりして、コンパクトインフレーターピロー2の中の空気を抜いて圧縮しちゃいます。
すると、購入当初のようにコンパクトに圧縮できるので、収納ケースとの間に余裕ができて、取り出しやすくなるんです。
ただこの対策をするためには気をつけることがあります。
簡単なことなんですが、収納時にバルブの位置を取り出し口側にするだけです。
バルブを緩める操作をする必要があるので、収納ケースの底側にバルブがあったら、それも出来ません。
いつでも、バルブを緩めることができるように、収納時は収納ケース取り出し口側にバルブがくるように仕舞っておくと、後々コンパクトインフレーターピロー2が膨らんでしまっても対応できると思います。
この症状は、多分空気漏れによる現象だと思いますが、実際に使ってる時には、空気が抜けているという実感は今の所ありません。
寝返りを打っても、空気を抜いて圧縮する時も、勝手に空気が抜けたり入り込んでしまうことも、実感としてありません。
ただ、収納時に勝手に膨らんでいるという症状があるだけです。
とりあえず現状で使えているので、暫く様子をみることにしておこうと思います。
滑り止め
先程もふれましたが、素材の相性によってはとてもすべりやすくなります。
コンパクトインフレーターピロー2の表面の素材はポリエステルで、肌触りがよく滑りにくいピーチ加工がされているようです。
しかし、インフレーターマットの上でそのまま使うと滑ってしまいます。
マットを敷かなかったり、ツルツルの素材(寝袋等)が敷いてあれば、寝ていた枕ごとすべります。
特に傾斜があるようなところでは、滑って大変です。。。
例えば、本栖湖の浩庵キャンプ場の湖畔の傾斜にテントを張れば、枕にもシェラフも全部一緒に滑ってしまいます(笑)
そんな時には、滑り止めは全く効かないと考えておいたほうが良さそうです。
収納
収納時は、バルブが付いていない側から丸めて空気を抜いていきます。
最後まで丸めたら、バルブを閉め空気の入るのをを防ぎます。
この時、膝を乗せて体重をかけちゃうと、比較的簡単に空気を抜くことができます。
しっかりと空気を抜けば、かなりコンパクトになって収納ケースに入れるのも簡単にできちゃいます。
コールマン コンパクトインフレーターピロー II スペック
詳細
サイズ・使用時:約48×31×9(h)cm
サイズ・収納時:約直径10×32cm
重量:約280g
材質:ポリエステル、ポリウレタンフォーム
付属品:収納ケース
まとめ
コールマンのコンパクトインフレーターピロー2は、インフレーター式ということもあって、かなりコンパクトに収納できるのが魅力です。
ファミリーキャンプで、家族3人または4人分を揃えてもそんなに場所を取らないと思います。
そして、しっかり空気を抜いてしまえば、収納ケースにも余裕を持って入れやすいし、取り出す時も簡単にできます。
使用時は、自分の好みの高さに調整が良いと思います。
人によって、枕の高さの好みはそれぞれ違いますよね。
そんな方にも、なるべく好みに近づけて使えるというのがおすすめです。
そして中央の凹みが頭を安定させ、すっぽり収まる感もまたいいんです。
しかし、傾斜があるキャンプ場や地形では、コンパクトインフレーターピロー2が滑ってしまいます。
そのようなところは、マットに敷いたシュラフごと滑ってしまうようなことも多いですが、例にもれず枕もそれごと滑ってしまうので注意が必要です。
また、そのまま使うと汗やよだれなどのシミ汚れが付てしまいがちです。
汚れが気になるようなら、カバーを作るなどで、自分で対策する必要があります。
今回紹介したコールマンのコンパクトインフレーターピロー2ですが、僕的には買いだと思います。
バスタオルを丸めて使うこともできますが、枕が合ったほうが、何かしら使い勝手が良いと思います。
あと、バルブを開けて自然に空気は入りますが、ある程度入ればそれ以上入りません。
パンパンまで入れるなら、中にカビが発生してしまう恐れもありますが、息を吹きこんで膨らませるしかありません。
数時間後にはだいたい8割まで空気が入る感じでした。
キャンプで快眠するためには、いびき対策も必須??
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