インナーテント内に敷くマットって、厚みがないと夜もおちおち寝ていられないですよね。
僕が以前よく行っていた、本栖湖の浩庵キャンプ場は、湖畔サイトなので小石が多くありました。
その為、薄いマットでは背中が痛くて、夜中に目が覚めちゃうんです。
そもそも湖畔に傾斜があるので、寝ている間に滑って移動してしまう事もあり、背中の痛みと合わさって熟睡するのはなかなか難しかったんです。
地面の状況による背中の痛み対策のために、発売間もないコールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークを購入しました。
これがなかなか良い感じなんです。
今回は、コールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークのレビューなんですが、中でもシングルとダブルのサイズによる違いや使いやすさに注目しレビューしたいと思います。
コールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークをレビュー!
マットには厚みを
僕がキャンプを始めたのは、もう27年も前になります。とは言っても、当時は今程頻繁には行っていなくて、友達に付き添って参加していた感じ。
当時使っていたマットは友人の物で、コールマンの厚さ2.5cmぐらいのもの。
4つ折りで折り畳んで収納するタイプで、最近では全く見かけなくなっています。
それでも当時としては、厚みはある方。
その後、自分で3cmぐらいの厚みがあるマットを用意したのですが、ほとんど解消されませんでした。
しばらくして、厚み4.5cmの安いインフレーターマットを購入したのですが、大分解消されたものの、たまに少し大きめの石があると痛みを感じていたんです。
これを元に、マットには5cm以上の厚みが必要だと思うようになったんです。
そこで購入したのが、厚さ10cmあるコールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークでした。
出典:楽天
DODのソトネノキワミも厚みが10cmあり購入時に迷いましたが、ソトネノキワミの方が値段高い事と人気があって売り切れていたこともあり、コールマンの方を選んだんです。
コールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークには、サイズが2種類。
シングルとダブルです。
ファミキャンで使う事、またソロキャンプでも使いたい事を考え、その2種類の両方を購入しました。
シングルとダブルのサイズ違いで何か違いがあるのか、気になるところもあると思うので、使い勝手なども含めてお話ししたいと思います。
シングルとダブルそれぞれのサイズ
コールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークには、シングルとダブルの2種類のサイズがあります。
シングルは、約198×68×10cm。ダブルは約200×128×10cmになります。
単純な僕は、シングルを2つ接続した物がダブルのサイズになると思ったんですが、それは間違いでした。
ダブルの幅はシングルの約1.9倍で、長さは約2cm程長くなっていました。
もちろん重量も倍になる事はなく、シングルが約2.7kgなのに対してダブルでは約5kgとなっています。
とは言え、このシングルとダブルを並べて使ったのですが、たった2cmの長さの差は全く感じませんでした。
正直、そこまでしっかりと見比べるような事はありませんでした。
空気バルブが使いやすい
今まで使っていたインフレーターマットは、空気を入れる場所のキャップを緩めるとそこに空気口が開き、空気が中に入ってマットが自然に膨らむ仕組みでした。
それを当たり前のように使っていれば、そんなものかなと思いますが、急いで空気を入れたい時、又は空気を出したい時に使い難さがありました。
早く空気を注入したい時に、手を筒状にして息を吹き込む事しかできず、もしかしたら中がカビてしまっていたかも知れません。
何より息を吹き込むので、酸欠になりそうで大変でした。
またある程度空気が入ると、今度は逆流してきてしまうんです。
収納時に空気を出したい時もあり同じで、ある程度空気を出して潰したら、逆流して戻ってきちゃうんです。
しかも長く使っていたら、キャップから空気が漏れるようになってしまいました。
でもコールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークの、空気栓はちょっと違います。
多分DODのソトネノキワミも同じ仕組みになっていると思いますが、キャップを外すと中にバルブがあり、それの向きを変える事で空気を入れやすくなったり、漏れないようにするといった事が出来る物なんです。
バルブは回転式で、黄色いシリコンのような逆止弁が取り付けられています。
黄色いシリコンの逆止弁は一方にしか押し込まれないようになっているので、空気の流れも一方通行にできるんです。
例えば、空気を入れる時は、マットの中に入った空気が逆流して外に流れ出さないようにできます。
上の写真では、空気を送ると黄色い逆止弁が押し込まれて空気が中に入りますが、中からの空気は逆止弁を外に押し出すことができないので、空気は漏れません。
また、折り畳みたい時は、外から中に空気が勝手に入らないようにします。
空気を入れる時とは逆で、逆止弁を一回転させて、外から中へ押し込まないようにします。
そうすれば、せっかく吐き出した空気が逆流して戻ってくることはありません。
さらに多くの空気を一気にマットに入れたい時や出したい時には、バルブを全開にする事で膨らませたい時は自然に膨張し、折り畳みたい時にはマットの上に乗ったりして圧力を掛ければ一気に空気が出ていきます。
素早く空気を注入したい時には、収納袋に空気を取り込んでマットの空気口に接続し、押し込む事で早く大量に送り込めます。
これは安いインフレーターマットのキャップのような空気口では出来ない事なので、かなり助かりました。
難点と言えば、その収納袋に空気を取り込むのが難しい事。
キャンパーインフレーターマットハイピークの空気口に接続したままだと、収納袋に空気を取り込みにくいので、一旦取り外して収納袋の口を広げて振り回すようにして空気を取り込みます。
空気が1回で充分取り込めれば良いのですが、なかなかそうもいかず、何回か振り回します。
そして膨らんだ収納袋をマットの空気口に繋げて、今度は収納袋の反対側をくるくる巻ながら押し込むようにして空気を送り込むんです。
上手く行けは、大量の空気がマットに入ります。
でも収納袋を押し込む時に力を入れすぎると、マットと収納袋が空気圧で外れてしまうんです。
あまり力を入れ過ぎない事がコツになります。
ダブルは折り畳みが大変
コールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークは、収納時はバルブがある方とは反対側から丸めるようにして空気をバルブから排出します。
シングルサイズなら、そのままクルクル巻いていき、体重をかけながら空気を押し出します。
逆止弁を回転させておけば、空気が逆流してくる事はないので、キャップ式のインフレーターマットよりも簡単に圧縮する事ができます。
キャンパーインフレーターマットハイピークのシングルなら、比較的早く、また簡単に収納する事ができました。
キャップ式のインフレーターマットだと、空気が逆流してマットに戻ってきてしまう事あり、最後にキャップを閉めるまで気を抜けません。
コールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークのシングルは、以前使っていた物より厚みがある分収納時も大きくなるのですが、それでも楽に折り畳む事ができるんです。
しかし、これがダブルサイズならそうもいきません。
ダブルのキャンパーインフレーターマットは、真ん中で折ってから、シングルのように空気を抜いていきます。
幅が132cmなので、約66cmぐらいに一回折ります。
半分に折ってから、バルブと反対側を丸めで行くのですが、折り畳んだ事で2重になっているマットを揃えながら丸めるのは凄く難しいんです。
マットを重ねながら2回ぐらい巻くと、巻いてないマットの中腹ぐらいから先にズレが生じてしまいます。
もう1回始めから巻き直しても、なかなかズレを無くす事はできませんでした。
正直、綺麗に揃えて折りたたむことは、ほぼ不可能だと思われます。
僕は今まで、これが一回も上手く出来ていません。
なので、購入されている方は苦労しているはず。
シングルとダブルでは、収納時の折り畳みのしやすさに大きな違いを感じました。
ダブルは収納時もデカい
コールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークは、シングルでも収納時のサイズが大きいです。
特にマットを折ってから丸めるのではないので、横幅が収納時の高さ(長さ)ぐらいになるんです。
シングルでは、収納時のサイズが約21×72cmとなっているので、直径約21cmで長さが約72cm程の円柱を持ち運ぶと考えてください。
これはコールマンだけではなく、他社のインフレーターマットでも丸めて収納するタイプなら仕方がありません。
しかもコールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークは、厚みがあるので太さも増してしまうと思います。
これがダブルなら、2重に巻いて収納する事になるので、さらに太くなってしまいます。
サイズ的には約30×70cm。直径が約30cmもある円柱の物って、かなり大きいし持ち運ぶのも大変そうですよね。
でもまさにその通り。いくら収納袋に持つ所があったとしても、大きくて重さもあるので、持ち運ぶのは結構大変なんです。
この収納時のサイズの違い、また大きさによる持ち運びのしやすさにも違いがありました。
ファミキャンならダブル
コールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークは、複数購入しても接続する事は出来ません。
取り扱いのしやすさなら、シングルサイズなのですが、シングルを並べてファミリーで使うと、寝ている間にマットとマットの間に隙間が出来てしまうと思います。
子供がマットの間に挟まってしまうなんて事もあるので、ファミキャンではダブルの方がおすすめです。
そしてダブルを2つではなく、今後ファミキャンを卒業するかも知れないパパさん用に、シングルも含めて購入するのが良いと思います。
もちろんソロキャンプなら、シングル一択。
厚さがある分、収納時が大きいので、どうしても嵩んでしまいます。
ファミキャンでは人数分を用意すると、車のラゲッジスペースを大きく占有してしまう事になります。
これはシングルとダブルのサイズ差ではなく、インフレーターマット自体のデメリットでもあると思います。
寝心地は最高
厚さ10cmもあるコールマンのキャンパーインフレーターマットの寝心地は、最高としか言い表せません。
地面の凹凸は一切背中に感じず、もちろん小石による痛みもありません。
まるでホテルのベッドで寝ているかのような、快適な寝心地を味わう事ができました。
普通のキャンプだけで、未だにグランピングはした事ありませんが、想像上のグランピングのベッドと同じくらい快適なはず(笑)
キャンプ中に、身体の居心地の悪さなどで目が覚めるような事は少なくなると思います。
個人的には、今までのキャンプ人生で、最高の寝床になっていると思います。
この寝心地を未経験の方には、是非使っていただきたいです。
サイズ比較表
タイプ | シングル | ダブル |
サイズ・使用時 | 198×68×10cm | 200×128×10cm |
サイズ・収納時 | φ21×72cm | φ31×70cm |
重量 | 2.7kg | 5kg |
まとめ
コールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークを使ったレビューでしたが、2つあるシングルとダブルのサイズで使い心地は違いました。
寝心地で言えば、どちらも厚さ10cmもあるので、快適過ぎるほど快適だと思います。
しかし、収納時のサイズ、また収納する時に大きな違いが出てきます。
それはダブルのサイズによるものなので、選んだ時点で仕方がないんです。
それでもファミキャンでは、ダブルの方が使いやすいと思うし、便利でもあると思います。
そんなデメリットを除いても、コールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークは快適なので、かなりおすすめです。
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