今流行中のソロキャンプ。
誰に気兼ねすることもなく、都会から離れ自然を感じながら楽しむソロキャンプは本格的なアウトドアマニアからライトな層まで幅広く人気ですよね。
YouTubeの動画でも人気があり、雑誌やインターネットでもたびたび特集されています。
そんな中僕も、家族と行く機会が減ってきているので、どうしても1人でキャンプに行く事が増えてきました。
しかし、そこに持っていくキャンプギアは、ファミキャンの時に買い揃えたもの。
比較的コンパクトなものも多いのですが、それはファミキャン基準なので、やっぱりどこか大きい。
そこで、ソロキャンプ用のキャンプギアを集めようと思ったのですが、今までとはちょっと勝手が違う。
どれを買い揃えたら良いんだろうと考えても、ソロキャンプ用のギアは種類も多く奥が深いので、何を買ったらいいのか迷ってしまいます。
今回は、今までの経験の中からソロキャンプにテーマを絞って、ソロキャンプに欠かせない一人用のテントについて自分なりに掘り下げて紹介していきたいと思います。
ソロキャンプ用のテントについて
キャンプ用テントの構造
ソロキャンプ用のテントを考える前に、まず基本に立ち返ってキャンプ用のテントについて考えてみます。
テントと言っても種類はたくさんあって、キャンプを知らない時には、運動会や海水浴で見かけるテントも、同じテントのくくりだと思っていました。
しかし、そこで見かけるテントは、基本的に日除けの為。
熱い太陽の日差しを遮る日よけスペースとして、着替えをするスペースや荷物置きなどに使用するのが目的です。
これらのテントとキャンプ用のテントは近いようで大きく構造上の違いがあります。
ソロキャンプを始めアウトドアで使用されるテントは、本体であるインナーテントに防水加工などが施されたフライシートをかぶせて使用するものがほとんどです。
(インナーテントが無くても使えるテントもあります)
インナーテントは寝室として使い、それを覆うようにフライシートがあり雨から守ってくれます。
このフライシートがインナーテントよりだいぶ大きければ、入口前に空間が出来上がります。
ここを前室と呼び、広ければ荷物置きとしてやリビングスペースとしても使えます。
また、フライシートのファスナーをあけてポールで支えると、ひさし状になるキャノピーが出来上がるテントもあります。
そのようなテントなら、別途タープがなくてもキャンプで使えるんです。
そして、フライシートの裾にある生地はスカートと言います(3シーズン用のテントには無い場合もあります)。
これは外からの冷気や雨、雪などの侵入を防ぐものなので、秋から初春にかけて寒い時期にキャンプをするのなら、欠かせないパーツになります。
テントを支える骨格はアルミ合金やスチール、グラスファイバーなどの丈夫な素材が使用されますが、その素材によって価格が変わってきます。
もちろん、重量にも差が出てきます。
軽くて丈夫なものは、より高価になりやすいと思います。
インナーテントの床面はフロアシートといい、地面の湿気を防いだり雨のしみこみを防ぐため防水性が高い生地が使用されています。
テントの中の多くは、メッシュ状のパネルもついているため、虫の侵入を防ぎつつテント内の換気を行えるので、暑い季節でも快適に過ごすことができるようになっています。
さらにキャンプ用テントにはドームテントやトンネルテント、ワンポールテントやロッジ型テントなど様々な種類があり、好みや用途によって自由に選ぶことができるのが楽しみの1つです。
ソロキャンプ用テントの選び方
出典:Yahoo!ショッピング
①どんなスタイルのソロキャンプをする?
ソロキャンプと言っても、よく見てみるとそのスタイルは色々あります。
まずは、自分がどんなソロキャンプをしたいのか考えてみましょう。
車で行く場合は、車の荷台に積載できる限りどんなテントでも基本的には自由です。
バイクや自分で荷物を運んで歩くキャンプの場合は、コンパクトで軽量タイプの方が良いいいですよね。
また、ソロキャンプは設営を全て自分1人で行うため、張り綱を張ってペグを打つ非自立型テントよりも、テントとポールだけで形になる自立型のテントの方が設営・撤収しやすいと人気を集めているようです。
そして、キャンプのスタイルも考える必要があります。
ヒロシさんみたいにサバイバル寄りの無骨ソロキャンプがしたいなら、それに似合うテントを選んだ方が様になるし、今時のおしゃれなキャンプやお手軽にキャンプをしたいなら、それに合ったデザインのテントを選ぶのが良いと思います。
キャンプで大変な思いをするよりも、快適でリラックスできたほうが良いと思うのは僕だけでしょうか?
②テントの構造で考える
フライシートがない一重構造のシングルウォールのテントは、軽量でコンパクトなので持ち運びには大変便利です。
登山をする方が、好んで使うのもこのタイプですよね。
しかし結露しやすいのが気になります。
キャンプで一般的に使われるダブルウォールのテントは、フライシートとインナーシートの二重構造になっているので重くかさばってしまうんですが、結露しにくくなっています(それでも結露はあります)。
③1人用?2~3人用?
ただでさえ急な天候の変化が気になるキャンプ。
ソロキャンプではさらに荷物も多くなってしまいがちです。
僕もソロでキャンプをすると、こんなに荷物が多いのってSNSで言われてしまうこともあります。
しかし、快適性を求めちゃうと、荷物が多くなっちゃうんです。
なのでその経験から、ソロキャンプでは1人用でも広々として大きめなものや、2〜3人用の大きなサイズを使用するのをおすすめしたいです。
急な雨などから荷物を守ってくれるだけでなく、風が強い時や雨が降ってきた時などにはテントの中で簡単な調理もできるし、広々とした空間が確保されればよりゆったりとリラックスすることができると思います。
その他2つのチェックポイント
①耐水圧と通気性
耐水圧とは、テントに侵入してくる水の度合いを数値化したもののことで、数値が大きければ大きいほど水が浸透しにくくなります。
耐水圧が高い方が外側からの水に強くなりますが、通気性が悪く湿気が籠りやすい傾向にあり結露しやすくなります。
また、テント内で一酸化炭素中毒になるといった事故や酸欠を起こしてしまう心配もあります。
耐水圧は、1,500mm以上あれば強い雨でも耐えることができ、安心して使うことができるとされています。
長い間ブログを書いてきていますが、最近ではほとんどのテントがこの基準以上の耐水圧だと思います。
しかし、ちゃんとしたブランド以外のテントだったり、安く購入することができるテントは、念の為チェックしておきましょう。
またベンチレーターが多くあると、換気効率もあがるので快適に過ごせるようになります。
②防寒・断熱性
キャンプなどのアウトドアは、想像以上に冷え込みます。
まだ秋だから大丈夫だろうと思っていても、自然に囲まれた森や山の中では、かなり気温が下がります。
スカートの付いたテントを使用したり、防寒素材や断熱性のある素材を使用したテントやキャンプ道具等を使用するとより過ごしやすくなります。
スカートが付いていないテントだと、地面とテントの隙間から冷たい風が吹き込んできちゃいます。
テントの中に引きこもっても、寒さから逃げることができないんです。
そんな時には、スカート付きのテントと合わせ、断熱性や保温性のあるマットやシュラフを使用して調節するのが良いと思います。
ただこの時、テント内の保温にこだわりすぎると、酸欠や一酸化炭素中毒になってしまうというデメリットがあるので、注意が必要です。
おすすめソロキャンプ用テント5選
tent-Mark DESIGNS (テンマクデザイン) パンダTC プラス
出典:テンマクデザイン
テンマクデザインと女子キャンプで有名な「こいしゆうか」さんのコラボで人気のワンポールテント「パンダTC」に「+」がついて、リニューアルされました。
設営が簡単だといわれているワンポールテントの中でもパンダTCは、特にコンパクトで設営が簡単だと高評価。
デザインもシンプルでオシャレですよね。
パンダTCプラスになり、今まで付いていなかったスカートが付いたんです。
これは、今までパンダTCを使っていた人にとって、待望のリニューアルだったと思います。
従来のパンダTCの悩みの種であった冷気や風の侵入を防いでくれるので、冬キャンプにも安心して持ち出すことができるようになりました。
また、スカートはTC素材(ポリエステルとコットンの混紡生地。火の粉が舞っても燃えにくく、濡れると繊維の糸が拡張して防水性が生まれる)でポリエステル特有のガサガサした音が少なく、ポリエステル製よりも早く乾き、トグルでまとめることもできます。
通気性が増し結露を軽減させることができることからも、夏以外のソロキャンプにもおすすめです。
サイズは270×270cm。
山岳用のマットが2枚敷けるほど広々としており、標準装備されているメッシュインナーの天井高は155cmです。
フライシートとインナーテントでダブルウォール式のテントとして使用したり、フライシートのみなら手軽にシェルターとして使用できます。
インナーは縦にも横にも設営することができ、天頂部には換気を促すベンチレーターが2か所に配置。
さらにインナーテント上部にはヘッドランプや小物の収納に便利なメッシュポケットも配置されています。
ソロキャンプには、ピッタリなテントの代表格の1つだと思います。
ただ、在庫切れが続く時もあるので、欲しい時に買えないということもあります。
テンマクデザイン パンダTC プラス スペック
詳細
サイズ・フライ:約270×270×170(H)cm
サイズ・インナー:約250×115×155(H)cm
収納サイズ(約):53×27×19cm
総重量(約):6.28kg(フライシート/インナー4.38kg、収納ケース260g)
素材・フライシート:ポリエステル65%、コットン35%(表面撥水加工)
素材・インナー:ポリエステルメッシュ
素材・インナーボトム:68D ポリエステルタフタPUコーティング (耐水圧1,500mm)
素材・ポール:アルミ(Φ22mm、170cm)
付属品:ペグ×14本、張綱×4本、ポール×1本、収納ケース
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OneTigris(ワンタイガー) スーパーシェルター 超軽量 BLACK ORCA 2.0
出典:Yahoo!ショッピング
ワンタイガーは中国発のブランドで、ミリタリー系アウトドアアイテム、サバイバルゲームアイテムやペットグッズ、車用アクセサリーと取り扱っている商品は多岐にわたります。
そのどれもがミリタリーテイストのワイルドなデザインなところが最大の魅力。
このワンタイガーの看板アイテムがこちらのスーパーシェルターです。
フロアとメッシュパネルがついたパップテントで、アップグレード版通気窓の位置が変更されたため通気性がアップし、より快適に過ごせるようになりました。
フロアサイズは210×125cmとソロキャンプには十分な広めの空間が確保できます。
重量は1.45㎏とかなり軽量ですが、本体にはポールが付属せず、別売りで購入する必要があります。
また、この別売りのポールをさらに追加することで、キャノピーを跳ねあげて前室のスペースを作ることもできます。
このひさしは、ポールの長さにより高さ調節することが可能です。
耐水圧は3000㎜なので、防水面もかなり安心ですよね。
ワンタイガー スーパーシェルター BLACK ORCA 2.0 スペック
詳細
サイズ:210cm(長さ)x 125cm(幅)x 115 cm(高さ)
梱包サイズ:40cm x 20cm
総重量:1450g
素材:PUコーティングされた頑丈な75Dナイロンを使用、耐水圧3000mm、YKKファスナー
付属品:スーパーシェルター2.0 × 1、 ガイライン×6 、テントペグ×10
OneTigris スーパーシェルター 超軽量 BLACK ORCA 2.0 アップグレード版
ケシュア 2 SECONDS EASY FRESH&BLACK ワンタッチテント
出典:Yahoo!ショッピング
ケシュアの大人気商品2 SECONDSシリーズの最新版が登場しました。
さらに簡単、さらに短時間で設営と撤収が行えるのが最大のポイントです。
両側から紐を引っ張るとワンタッチでテントが開き設営終了、撤収時は両側のボタンを押して畳むだけの、誰でも簡単にかつ短時間でできる自立設置型構造が受けて大ヒット商品となりました。
特許取得済みの「FRESH&BLACK」素材をフライシートに採用し、遮熱・遮光は99%、UPF50+で紫外線もカットするので、夏でも涼しく暗さも保て、朝日に苦しめられることもありません。
両サイドの上部にはベンチレーションがあり、ドアの上半分をメッシュにすることで通気性も抜群。
収納時のサイズは59×20×20cm・重量4.7㎏と非常にコンパクトなのに、就寝用スペースは205×145cm、高さ110cmと大人2人が快適に寝れるくらいの広々としたスペースがあります。
両サイドには靴などを置けるポーチもあり、とことんまでキャンプでの快適さを求めたデザインが魅力です。
ケシュアのテントは全てフランスにて研究開発が行われており、防水性(2,000mm)と耐風性(50km/hの風、階級6)の試験を実施しています。
でも、やっぱりケシュアは、テントの設営の時間が短縮できるのが最大の魅力です。
パッと設営できパッと収納できるのは、ソロキャンプでなくてもメリットですよね。
ケシュア 2 SECONDS EASY FRESH&BLACK ワンタッチテント スペック
詳細
サイズ:205×255cm×高さ(最高部)110cm
就寝用スペース 205×145cm
収納時サイズ:59×20×20cm
重量:4.7kg
素材:主な生地 100% ポリエステル(PES)、構造 50% ガラス繊維 (FG)・50% ポリオキシメチレン(POM)
DOD カンガルーテントS
出典:楽天
DODのカンガルーテントは、大型テントの中に小型テントを入れ込むカンガルースタイルに使える大人気のテントです。
暖房効率が良く、レイアウトがしやすいなどの理由から、急激に支持を集めるようになりました。
他にも、カンガルースタイルではフロア以外には基本的に防水性を必要としないため、結露をを抑えるコットン100%の生地を使用し、テント内を快適に過ごしやすくすることができるんです。
快適さにおいては他にも、全ての方向をメッシュにすることもできるので、夏場は蚊帳のような通気性でさらに過ごしやすくなります。
傘を広げるようにテントを開いて設置できるワンタッチシステムも人気です。
さらに付属された専用グランドシートをバックルで本体に取り付けておけば、グランドシートを本体にとりつけたまま設営と撤収が可能です。
別売りの専用フライシートがあれば、悪天候時や天候悪化時にも安心で、カンガルースタイルとしてではなく単体で使えます。
サイズは2人用Sサイズ、3人用Mサイズがあり、必要に応じて選べます。
僕が購入した時には、Sサイズはほとんど品切れ状態でした。
その時にはSサイズが特に人気だったので、Mサイズしか買うことが出来なかったんです(結果的にそれで良かったのかも)。
耐水圧はフロアのみ5,000mm、収納時のサイズは21×70cm(Mが21×77㎝)、重量は4.3㎏(Mが4.9㎏)です。
Sサイズで高さは128cm、フロアのサイズは220×150cm。
Mサイズで高さ140cm、フロアサイズは210×210cmです。
DOD カンガルーテントS スペック
詳細
サイズ:組立(外寸)(約)W220×D150×H128cm
収納時サイズ:(約)直径21×長さ70cm
インナーサイズ : (約)200cm×105cm×120cm
重量(付属品含む):(約)4.3kg
素材・壁面:コットン
素材・フロア:210Dポリエステル(PUコーティング)
素材・フレーム:アルミ合金サイズ : (約)320cm×210cm×130cm
FIELDOOR PUPTENT T/C 320(パップテント T/C 320)
出典:Yahoo!ショッピング
ミリタリー好きな男心をくすぐる人気の二又ポール採用したFIELDOORのパップテントです。
遮光性や撥水性に優れ、燃えにくいという耐久性が高くタフなT/C素材なので、テントのそばで焚火を楽しんだり、別売りポールでひさしを作ることもできます。
ワイルドなミリタリー調のソロキャンプを楽しみたいのなら、超おすすめの商品です。
吊り下げ式で簡単に設置可能なインナーテントが付属していますがフライシートのみでもOK。
コットを入れて使用もできるので、ソロキャンプとしては十分な広さを確保できます。
寒い時期での使用に便利なスカート付き、テントの出入り口はフルクローズでも、メッシュ面にもすることができます。
また、あらゆるところが開閉でき、サイド面はダブルジッパーが採用され換気しやすく、好みや使用場所の環境によっても使い分けることができます。
FIELDOOR PUPTENT T/C 320 スペック
詳細
サイズ : (約)320cm×210cm×130cm、
インナーサイズ : (約)200cm×105cm×120cm
収納時サイズ : (約)73cm×20cm×20cm
重量:(約)7.5kg
素材・フライシート:ポリエステル65%・コットン35%
素材・インナーテント:ポリエステル
素材・グラウンド:ポリエステル
素材・ポール:スチール
付属品:テント本体×1、インナーテント×1、ポール×2、ペグ×12、ロープ×4、専用収納バッグ×1、取扱説明書(日本語)
もう1つおすすめのなのが、アンプラグドキャンプのブラックカラーのパップテント。
これがめちゃくちゃカッコイイんです。
って、思わず買っちゃったのでレビューしています。
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まとめ
ソロキャンプ用のテントは設営しやすく撤収しやすいものがおすすめです。
1人用でも広々と使えるものや2~3人用のものを準備しておくと、急な天候悪化で外に出れない時もテントの中で簡単な調理が出来たり、あらかじめ荷物を収納しておいても広々と使用することができます。
自分で担いで持ち運んだり、バイクでのツーリングキャンプの場合は軽量なものがおすすめですが、車での移動の場合は大きくしっかりしたものでも大丈夫です。
夏場は通気性のよいものがお勧めですが、換気や虫よけ対策にメッシュパネルがついているものならさらに良いと思います。
冬、春秋でも野外はかなり冷え込みます。
夏以外に使用する場合はオールシーズン使用できるタイプや、断熱効果の高いマットやシュラフなど防寒具を用意しておくのをおすすめします。
雨や夜露対策に防水性の高いテントが良いですが、防水性が高すぎると湿気がこもってしまったり、気密性が上がりすぎて酸欠や一酸化炭素中毒といった危険性もあるので注意してください。
ソロキャンプ用テントは選ぶのが大変ですが、自分に合ったスタイルのものを購入できたらきっと楽しめるハズです。
無骨スタイルのソロキャンプに必要なものはこれ!
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アイキャッチ画像 出典:Yahoo!ショッピング