キャンプの前の準備って、凄く楽しいですよね。
キャンプの予定が決まってから、すぐにソワソワし始めてしまい、何を持っていこうか考え出しちゃいます。
今回のキャンプに必要なものは何だろう、便利なものはあるかな、もっとオシャレなものはないかな・・・と、どんどん妄想が広がって、ついついポチッってしまい荷物が増えてしまいます。
そんな奥さんの言葉に怯えながら、コソコソと買い揃えたりしちゃいませんか?
ファミリーキャンプよりソロキャンプの方が荷物は少なくなると思いますが、それでも全てを1人で持ち運ぶ必要ががるので、ソロキャンプではできるだけ荷物は少なくコンパクトにした方が手間がかからないと思います。
そこで今回は、ソロキャンプのスタイルとかではなく、ソロキャンプ全般で「荷物少なめ・軽量な身軽ソロキャンプ」と題して、身軽ソロキャンプに必要な必要最低限リストや荷物を少なくまとめるコツをご紹介していきたいと思います。
身軽ソロキャンプの荷物は軽量でコンパクトにまとめよう!
ソロキャンプとは
ソロキャンプとは、読んでそのまま1人で楽しむキャンプのことを言います。
誰かと予定を合わせず、自分1人分が思い立ったらそのまま行け、1人気ままに過ごすことができるのが最大の魅力です。
誰かに気兼ねすることなく、自分だけが楽しければ良いんです。
1人でキャンプ場に着いちゃえば、あとは自由気まま。
ご飯にめちゃくちゃ凝ってみても良いし、逆にインスタント食品などを持ちこんでゆるく楽しんでも良いんです。
自分の理想やこだわりに、やりたいことを羽根を伸ばして楽しめるのがソロキャンプです。
最近では、友人と隣同士にキャンプサイトを設置して、それぞれ楽しむソロキャンプなんていうのもアリなんだそうです。
とにかく何をするのも、ほぼ自由。
社会や家庭のシガラミから開放されるので、ストレスが溜まっている方はリフレッシュするのにおすすめです。
ソロキャンプで荷物をコンパクトにする6つのコツ
①組み立て式は省スペース
設営・撤収時にサッと出してすぐしまえる折り畳み式のキャンプギアは手間も時間もかからずとても便利です。
しかし同時に欠点もあり、折り畳みのサイズに限界があり手間がいらない分かさばってしまいます。
その点細かく分解することで限界まで小さく収納することができる組み立て式のギアなら、自宅での収納でも持ち運ぶ時も邪魔になりにくく荷物としてまとめやすいと思います。
車でサイトまで行くのか、またはバックパックを背負って移動するのかと、スタイルによって違うので、ここは好みもあるかも知れません。
しかし、身軽ソロキャンプとするのなら、それでも組立式を選ぶのが良さそうです。
②コンパクト優先ならハイよりロースタイル
腰痛が気になったり、座りやすさを優先するのであれば座面が高い方が絶対に楽なのですが、チェアやテーブルは高さがあればあるほど荷物としてかさばります。
荷物をコンパクトにまとめたいのなら、キャンプサイトで使用するチェアやテーブルは低めのロータイプを選ぶと良と思います。
荷物をコンパクトにすることを優先するのなら、多少の犠牲は必要かも。
1泊2日のソロキャンプでも、腰痛がひどくなってしまう恐れもあります。
そこで以前、チルキャンピングのテーブルや高さのあるハイランダーのロールトップテーブルとチェアを組合わせて、ソロキャンプで使えるか検証したりしました。
健康な方は荷物をコンパクトになるロースタイルがおすすめですが、身体に不安がある方は、無理にロースタイルにしなくても良いかも知れません。
身軽ソロキャンプは、腰痛持ちの方には厳しいですよね。
③燃料の統一と充電式が便利
ランタン・コンロ・ストーブなど、それぞれで必要な燃料が違うと荷物が増えることになります。
特別なこだわりがあれば別ですが、必要な燃料を統一することで荷物を減らすことが可能です。
また、ランタンは自宅で充電して使用する充電式のLEDランタンもおすすめ。
滞在時間が短いとか、電池の持ちがよく点灯時間が長いものなら、キャンプ中充電切れの心配もありません。
④コンパクトなものや軽量なもの・圧縮・スタッキング可能なものを選ぶ
出典:楽天
コンパクトに収納するのなら、荷物の嵩を減らしましょう。
テントやシュラフなどかさばりやすいものは特に、コンパクトなものや小さく収納可能なもの、圧縮できるものなどが便利です。
テントにはシングルウォールとダブルウォールがあり、コンパクトで軽いのは前者のシングルウォールの方。
ただし防水・透湿性が高いのはフライシートが付属しているダブルウォールの方なので、軽量さやコンパクトさばかりに目を取られないよう状況や季節に合わせしっかり選ぶようにしましょう。
また、シュラフも圧縮性に優れたものは寒い季節には薄すぎる場合があります。
空気を含み暖かいダウンは圧縮して小さくなりやすいのでおすすめです。
ばらばらとしてまとめて収納しにくい食器やクッカーもソロキャンプ用のものでスタッキングできるものを選ぶのがおすすめです。
⑤兼用アイテムを活用しよう
タープとハンモックを使用してかさばるテントを持参しないスタイルや、焚火台を使用してグリルやコンロを持参しない、調理には食器がいらないクッカーを使用するなど、何かと何かを兼用することで荷物を減らすこともできます。
身軽にしたいなら、色々と工夫やアイデアが必要になりそうです。
⑥そもそも必要なものかチェックしなおす
キャンプだからといって、あれもこれもと考えているうちは、荷物を減らすことができません。
本当にそれが必要かどうかを見直してみましょう。
車の収納スペースやバックパックのサイズを決めてしまい、そこに収まらないものは持参しないとルールにしてしまうのもおすすめです。
また、あらかじめ何を作るかを決めておけば不要な調理器具がわかるので、いらないものが整理しやすくなります。
身軽ソロキャンプの必需品 最低限リスト
荷物の制限を意識しながらの身軽ソロキャンプで最低限必要なアイテムをあげてみました。
これはあくまでも一例であり、テントを使わずタープとハンモックで宿泊したり、調理器具と食器を兼用する、バーナーを使用せず焚火台を使用する、冬のキャンプではストーブなど防寒用のギアが追加されるなど、人それぞれ季節に合わせてキャンプスタイルごとに必要なアイテムには細かい違いがあります。
このほかに食料品、燃料なども状況に合わせ必要となります。
ソロキャンプの必需品 最低限リスト
- テント
- チェア
- テーブル
- マット
- 寝袋(シュラフ)
- ランタン
- バーナー
- 調理器具
- クーラーボックス
- カトラリー
- コップなど食器類
身軽ソロキャンプにおすすめなキャンプギア5選
モンベル(mont-bell) テント クロノスドーム2型
出典:楽天
モンベルのクロノスドームは、設置しやすく値段も手ごろで春夏秋の3シーズンに対応し、透湿性や防水性に優れた初心者向きテントと言われています。
ソロキャンプには一人用の1型もおすすめではあるんですが、サイズは2型の方がやや大きくて収納サイズも数センチの違いです。
重さもわずか200g程度しか変わりません。
空いたスペースには荷物も置も置け、ソロだけでなくデュオキャンプにも使用できます。
悪天候時にテントの中で過ごすことを考えると、少しでも住環境にゆとりが持てる2型の方がおすすめです。
モンベル クロノスドーム2型 スペック
詳細
サイズ・フロア:W230×D130×H105(cm)(前室の奥行75cm)
収納サイズ・ 本体:35×Φ17(cm) ポール 44×Φ6(cm)
重さ:2.18kg(付属品含め2.43kg)
MSR エリクサー2 ELIXIR2
出典:楽天
インスタなどのSNSで、人気のカンガルースタイルに使用されることも多い人気の2人用テントMSRのエリクサー2。
準備が非常に簡単で、10~20分程度で防水・透湿性に優れたダブルウォールのテントを組み立てることができます。
他のモデルよりも厚手の生地を使用しているため耐久性が高く、台形の前室が広めにとられているので非常に使いやすいつくりになっています。
こちらも二人まで使用可能なデュオキャンプ用ですがソロでの使用すれば広く使えて快適なはず。
しかしクロノスドームに比べるとやはり少々かさばるので、スペースの広さが気にならないとかデュオとの兼用を考えていないのであればソロ専用のエリクサー1もおすすめです。
MSR エリクサー2 スペック
詳細
サイズ・フロア:2.69㎡×高さ102cm(前室サイズ 2.22㎡)
収納サイズ:51×17(cm)
重さ: 2.24kg(付属品含め2.77㎏)
mont-bell(モンベル)シームレス ダウンハガー800
出典:楽天
モンベルのシームレスダウンハガー800は、高い保温性を持つダウンの「伸びる寝袋」です。
モンベル独自のスーパースパイラルストレッチ™ システムを採用し、隙間のないフィット感の実現と窮屈感を解消しています。
800フィルパワーの高品質ダウンをボックス構造で封入し、中身のよれやダウンの縫い目からの放熱を防いで温かさを保ちます。
専用のストリージバッグで小さくたたんで保管、持ち歩くこともできます。
モンベル シームレス ダウンハガー800 スペック
詳細
収納サイズ:∅12×24cm(2.4L)
適応身長:183cmまで対応
快適温度: 8℃
使用可能温度: 3℃
スノーピーク チタントレック
出典:楽天
機能性と利便性に優れたクッカーとして人気が高いスノーピークのチタントレック。
金属特有のニオイがなく軽量で丈夫なチタンを使用した縦長のポットとフライパンとしても使用できる蓋のセットになっています。
このチタントレックには700、900、1400の3種類があり、700→900→1400の順でマトリョーシカのようにスタッキングすることができます。
ソロ用にひとつ購入するも良いですが、セットで購入すれば多様な料理や多人数のキャンプにも対応できます。
また、900には250サイズのOD缶もすっぽり収まります。
スノーピーク チタントレック スペック(1400)
詳細
サイズ・ポット:直径140×114mm
サイズ・フタ:直径145×39mm
収納サイズ:直径145×145mm
容量・ポット:1400ml
容量・フタ:500ml
総重量:210g
MSR ドラゴンフライストーブ
出典:楽天
過酷な環境でも使用され、愛用され続けているMSRのドラゴンストーブ。
このストーブ、ホワイトガソリンだけでなく灯油も軽油も無鉛ガソリンも燃料として使える分離型ストーブなんです。
使用する五徳は折り畳み式でコンパクト。
他のギアに合わせて同じ燃料を使用できるのは荷物も減るので、とても便利ですだと思います。
火力が強く調整も簡単です。
ただし燃料ボトルは別売りになっているので注意が必要です。
MSR ドラゴンフライストーブ スペック
詳細
重さ:487g
燃料:ホワイトガソリン、灯油、ディーゼルオイル等
ボトル別売
まとめ
荷物運び・設営・撤収を一人で行うソロキャンプでは、できるだけ荷物を少なく身軽にした方がストレス無く過ごせると思います。
かさばりやすいものは、組立式の小さく収納できるものがおすすめで、シュラフなどは圧縮できるものが扱いやすいです。
必要なキャンプギアを準備し、本当にそれが必要かチェックするのを欠かさずにすることも大事です。
クッカーはスタッキングして収納できるものが整理しやすくおすすめです。
バックパックのサイズを決めたり、車の収納スペースの大きさを決めて、そこからあぶれたものは持参しないなどのルールを決めてしまうのも良いですね。
意外に盲点となるのが燃料です。
ランタン、ストーブ、コンロなどでそれぞれ違う燃料を使用しているとその分荷物が増えてかさばります。
燃料を兼用できたり、ランタンを充電式のLEDにすると荷物を減らすことができます。
ツーリングキャンプではバイクからガソリンを抜いて燃料として使用したり、ヘッドライト兼用してメインの明かりとして使用する場合もあるそうです。
このようにちょっとした工夫で荷物を減らすことができるので、是非試してみてくださいね。
身軽ソロキャンプでは、なるべく荷物を減らす事で快適に過ごせるようになります。
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アイキャッチ画像 出典:楽天